現在、わが家は別荘地に建てる「高気密高断熱」「耐震等級3」の家を、エスネルデザインさんで設計して頂いています。参考の為に最近、住宅の完成見学会に幾つか行ってみました。

伊礼智先生の規格住宅
住宅設計の第一人者、建築家・伊礼智先生の規格住宅「i-works」。1.0から4.0まで4タイプあり、全国の工務店さんによって建てられています。4.0バージョンを見学できる機会があったので伺いました。

8月の暑い日でしたが、引き戸の玄関から足を踏み入れてみると、冷房を入れていなくても家屋内は暑くありません。高断熱性能が感じられます。

外観の雰囲気が近いです
一見、平屋に見えますが、実は2階建て。外観は黒塗りの板張りです。この雰囲気はわが家が希望する新居の外観に近いものがあります。
IMG_20220808_151444
大変おしゃれな新興住宅地の一角に建てられた住居で、外構も広いです。こちらの住宅地は、景観を保つための細則がかなり厳しいそうです。

i-works4.0-A 
この住宅は、i-works4.0-A、マキタモデルと称される間取りとお見受けしました。

引戸の玄関を入るとすぐキッチンがあります。それに続くダイニングは、吹き抜けと大きな引き違い窓で充分な開放感が得られています。小さな薪ストーブも設置されていました。
IMG_20220808_141343
※これが「吉村障子」

リビングを象徴するこの大きな窓は、高気密な引き違い木製サッシです。メーカーは長野県内です。それに日射を抑えるルーバー、網戸、更に伊礼建築に欠かせない吉村障子(吉村順三先生が開発した障子)と4層構造で、大変凝った造りになっていました。

2階にはロフト風の、天井勾配をそのまま活かした子供部屋が2部屋と、全熱交換型の換気設備を設置した1畳程の小部屋がありました。

天井の意匠が特徴的
リビングの吹き抜け天井が大変特徴的でした。木の梁が幾つも張られた勾配のある天井です。その意匠を壊さない為に薪ストーブの煙突は屋根出しではなく壁出しにし、軒を削って立ち上げてありました。
IMG_20220808_142618
これこそ「神は細部に宿る」でしょうか。

フローリングは米松
ウッドショック当初は輸入木材の価格が高騰しましたが、現在はそれに引きずられた国産材の価格上昇で、輸入木材の方が安価な場合もあるそうです。この住宅ではその時、比較的安価だった米松をフローリングに採用されていました。

変動が読めないので、価格を優先するなら木材の種類はその時の判断になるそうです。

ハーフユニットバス
なんとお風呂の壁が木です。リゾート地の旅館のお風呂のような佇まい。こ、これはとても魅力的! 造作の木の引戸がつけられています。
これ、LIXILの「ハーフユニットバス」なるものだそうです。こんな事ができるんですね。
IMG_20220808_141532
※木の壁のお風呂は、ちょっと気を使わないときれいに維持できないそうです

他にも見所が沢山ありました。さすが「伊礼先生がシステム設計した住宅」と、銘打たれた住まいです。シンプル&ナチュラルなスタイルを好むなら、選択肢の一つだと思います。わが家もそうありたいので、共感するところの多い住まいでした。


先日は、施工をお願いしたい工務店さんの完成見学会にも行ってみました。こちらも理想的な住居でした。


 宜しければ読者登録下さいまし<(_ _)> 
 
マイホームランキング
にほんブログ村 住まいブログ 別荘・セカンドハウスへ
にほんブログ村

#住宅建築
#マイホーム
#高気密高断熱
#設計事務所
#エスネルデザイン
#住宅設計
#完成見学会
#伊礼智
#i-works
#工務店探し