蓼科高原の大滝キャンプ場に前泊して、ゆるく八子ヶ峰に登ってみました。

マイナールートで登ってみる
蓼科山の南西側に位置する八子ヶ峰。「ヤシガミネ」と読むそうです。この山、お手軽なのに標高は1,833mもあり、山頂から360度の絶景が望めます。

殆どの方はビーナスライン沿いの蓼科山登山口(女乃神茶屋)から登り始め、コースタイム1時間05分で山頂に至ります。
そこをあえてマイナールートで登ってみました。標高1,300mの大滝キャンプ場を起点に別荘地を抜けて「信濃自然遊歩道」を歩きます。コースタイム2時間45分で山頂に至る、ゆる登山です。

歩いているのは私1人?
朝7時半にキャンプ場を出発しました。9月中旬の平日とあって、キャンプ場も別荘地も閑散としています。ましてやこのルート、私以外誰一人歩いている気配が無かったです。
IMG_20220913_072719
コース上には動物の足跡や糞が多く残され、鹿以外にも沢山の何かがこの道を行き交っている様子。タヌキかな。
・・・もしや〝ク〇〟? 今日は熊鈴を忘れてきたんだよな~

変化に富んで楽しいコース
キャンプ場から続く別荘地を進むと、笹に覆われた自然林が広がっています。その勾配を我慢して登る事、数十分。ここを耐えると登りも緩やかになり、ちょっと楽しい尾根道へと変化します。
この時期、花は少なくほぼトリカブトでした。
IMG_20220913_075701
※明るい森の尾根道

遊歩道なので標識も踏み跡も明瞭ですが、何ヶ所かある分岐では進路をしっかり確認します。
大きな岩石をそこかしこで目にするので、蓼科山と同様に八子ヶ峰も噴火で出来たんかな? などと考えながら歩いていると突然、稜線が目の前に開けました。森林限界です。
IMG_20220913_083050
アルビレオヒュッテ(休業)の小屋が印象的な草原が広がっています。山頂が近く感じられ、一気に気分が報われます。

ここで蓼科山登山口からのコースと合流し、他の登山者も見かけるようになりました。

真の山頂はそう簡単に踏ませない
八子ヶ峰には山頂が2つあり、真の山頂は低い方の西峰とされています。このルートではすぐ踏める山頂は東峰です。東峰頂上は1,869mもあるのに草原の中にポツンと標識が立っているだけで、山頂感がありません。
IMG_20220913_084141
西峰へはさらに進んで登り返します。1,833mの西峰山頂はピーク感もあり、文字通り360度の大展望でした。
IMG_20220913_091809 (2)
※360度展望の西峰山頂

東に八ヶ岳、西に南アルプス、そして背後には蓼科山がどっしりとひかえています。これは確かに登る価値あります。
IMG_20220913_084251
※背後にはど~んと蓼科山

富士山も見えるそうですが、この日は高曇りで見られませんでした。


往復4時間のゆる登山
今回は風もなく、日差しもきつくなく、快適でした。変化に富んだコースで、楽しく登れました。山頂での休憩や下山途中での食事時間を入れて、往復4時間。総上昇量は600m。丁度、午前中で完結です。

別荘地エリアでは、道に小さな山栗が沢山落ちていました。山頂近くではトンボが沢山飛んでいて、木々も色付き始め、山の中はすっかり秋でした。
IMG_20220913_184751
※本日の戦果、山栗

ベースキャンプに利用した大滝キャンプ場では、管理人さんに色々と気遣って頂きました。ありがとうございます!


少し前に近場で登った山は風越山でした。なかなか山に行けてないです。

宜しかったら読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ
田舎暮らし

#八子ヶ峰
#お手軽登山
#大滝キャンプ場
#八ヶ岳
#蓼科山