家の快適性を保つために室温をコントロールすることは常識ですが、湿度コントロールは室温ほど重視されていないのではないでしょうか。

湿度管理の必要性
わが家は一昨年から室内の湿度チェックを始めました。この湿度計、絶対湿度と相対湿度が表示されます。
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※エーアンドデイの湿度計。2000円代でした

この湿度計を見ながら夏はエアコンの除湿機能、冬は加湿器で湿度をコントロールしています。
健康維持には絶対湿度で 8.4~15.6 の範囲が理想です。これ以下では感染症のリスクが高くなり、呼吸器や肌に乾燥トラブルを起こしやすくなります。また、これ以上だとダニやカビが発生しやすくなります。

湿度管理をする前は、夏はダニに刺されたり、冬は起床時に喉の痛みを感じていましたが、いずれの悩みも全くなくなりました。

外気の湿度もチェック
今年はわが家の湿度コントロールが更に進化しました。
計測器を室外に設置し、無線で飛ばして室内のモニターで外気温と外湿度をチェックできる温湿度計が導入されました(どんどんマニアックになってます・・・)。
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こちら、中国製で2000円台です。パネル表示の上部が戸外、下部が室内の状態です。計測器は3つまでつなげる事が出来ます。
これにより外気の絶対湿度を算出し、外気を室内に取り込んだ方が良いのか、遮断した方が良いのか常時判断できるようになりました。

例えば「湿度68%」ってことだけ聞くと結構潤ってるような気がします。しかし、これが気温12℃では絶対湿度に換算すると約7.4でかなり乾燥した状態です。〝潤っている〟と思うのは大きな間違いになります。

窓を開け放してよいのは年に数日

結局、外気が気温・湿度共に快適な時期は10月の晴れた限られた数日の日中だけです。そのような時間帯は、わが家も窓を開け放します。(5月も快適な日がありますがまだ花粉が飛散し、重度の花粉症患者のいるわが家では窓を開け放すことは考えられません。)

別荘地に建てる新居も、基本的にはこの考え方に沿っています。
リビングの掃出し窓を全開にして、ウッドデッキとリビングを一続きにする、という提案をよく見かけますが、湿度的にそれが適している日は年に数日あるかどうか・・・が、現実です。
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※イメージです。わが家のウッドデッキはこのように全開にはなりません

そのたった数日よりも寒冷地ゆえに気密断熱を重視しました。窓も開閉を繰り返すと気密性能が低下するので、ウッドデッキに面するリビングの大窓も、ほぼFIX窓になる予定です。


昨冬のわが家の湿度管理はこんな感じで行ってました。


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