◆お寿司を頂きました
ミシュラン2つ星店なのでご存じの方も多いと思いますが、千歳の名店、北の華「はやし」さん。久しぶりに伺いました。
ミシュランはやし
系列は「北の華」と「はやし」の2店舗がありますが、前身の北の華さんも含めると、わが家は通い始めてから10年程になるかと思います。もっとも、通っているのは私ではなく、だんなの方ですが。きっかけは友人が旅行雑誌で見つけて、行ってみたらリーズナブルで美味しかったと教えてくれたんです。因みに、大将によると旅行雑誌にお店情報を乗せたのはその1回きりだったそうです。

勤務先だった銀座界隈にはお寿司の名店数あれども、庶民がそうおいそれと敷居を跨ぐ事は出来ません。ですが「はやし」さんは、わが家でも頑張れば手が届く予算で、その予算の中で最高のクオリティを戴くことができるお店だと思っています。

そしてお寿司は自分が遅延型アレルギーと思われる症状を発症してからも、比較的安心して食べられる外食店です。※茶碗蒸しと出汁巻を食べなければ、卵、乳を避けやすいですよね。
もちろん、予約の際に卵と乳、そして鯛(鯛もアレルギーの抗体検査で数値が高かったんです)を避けたい旨はお願いしました。

今回は、前日に急遽1名キャンセルが出たところにお席を2名分作って頂いて、夫婦で立ち寄れることになりました。
おかげで箸休めも含めて23皿+デザートを堪能させて頂きました。全てが繊細に手をかけて仕込みがされたネタで、こだわりの赤酢で合わせた酢飯と、はやし専用に特別に焼かれた絶品の海苔など、細部にわたって隙がありません。
だんなは更に、ネタに合わせて女将さんがセレクトした銘酒の数々をサーブしていただける、“おまかせ日本酒コース” を味わい、「もう(お店で)日本酒を飲むなら、 “はやし” だけでいい」とまで言わしめてました。

23皿すべてはご紹介し切れませんが、特に私にとって印象深かったいくつかがこちら。(画像がめっちゃ素人でイケてなくてスミマセン)

◆鯖の棒寿司風
目の前で直前に鯖の上から炭火で炙るパフォーマンスと、その炙られた芳ばしい香りで期待が高まった上で頂くのですが、期待の上を行く美味しさでした。
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※この炙りの芳ばしい香りが食欲をそそります

鯖棒寿司
※酢で締めているのに、脂も乗ってふわっと軽い鯖が絶品!

◆コハダ(多分)の握り
白身の小さな魚ですが、酢で締めてしっかりとした弾力の中に、旨味がぎゅっと閉じ込められていて、印象深い味わいでした。
コハダお寿司
※多分コハダだと思うんですが。ちゃんと説明を聞かなかった・・・

◆うにトロ
ウニとマグロの中落ちの重ね握りとでもいうんでしょうか。塩水ウニと下田産マグロの贅沢な2段重ねですよね。この2つを合わせて頂くなんて、なかなかできません。
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※みんな大好き! ウニ&トロのお寿司

◆ハスカップ巻き
コースの最後に頂くのは、北海道らしく定番のハスカップ巻き。甘みが少なく酸味の強いハスカップの特徴を上手くお寿司に活かされていて、さっぱりと締めの1品にぴったりです。説明を聞かないと、まさかフルーツのお寿司とは思いません。
ハスカップ巻き
※肝心のハスカップが見えない写真で申し訳ありません。
 最後、飛行機に間に合わせるのにみんな慌ててました。


ただ残念だったのは、新千歳からの20時半発羽田行きのANA最終便に乗らなければいけなくて、時間が足らず、コース終盤は巻きで握りを出して頂くことになってしまいました。デザートだった「もりもとの苺大福」はお土産にして頂きました。ゆっくり味わう事が出来ず、フライトの時間に合わせて頂いた大将には申し訳ないことをしました。

気さくな大将のお人柄と笑顔の素敵な女将さんに癒されて、くつろいで絶品お寿司を頂けるのも、また通いたくなる理由ですね!

遅延型の食物アレルギーであまり外食はできませんが、たまの紀行がこちらにもございます。


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