わが家はこれから別荘地に定住用の新居を建てるにあたり、最も重視している事が低燃費で「高気密高断熱」「耐震等級3」の長期優良住宅認定の住居です。

耐震についても知ってから建てる(買う)べき
別荘は、耐震よりも意匠やデザイン性重視の傾向にあります。わが家も知らなかったら、耐震性能が低い別荘風の家を建てようとしていたかもしれません。
実は内陸で最もすぐに大地震を起こす可能性が高い活断層は、糸魚川ー静岡構造線断層帯です。ランクはスペシャルなSクラス、想定地震規模はM7.6です。うちがこれから家を建てる地域は、まさにその断層帯上にあります。だから耐震等級3(許容応力度計算による)で建てる必要があると考えています。
耐震設計


家へのダメージはマグニチュードでは分からない
地震の強さはいくつかの要素に分かれていて、建物へのダメージの強さは「gal(ガル)=加速度」と、「kine(カイン)=速度」が大きく関わるそうです。特にカインが与える影響の方が強いのです。
ちなみに直近の巨大地震と、これから想定される大地震の予想カインが下記です。

 熊本地震本震  186kine
 阪神淡路大震災 161kine 
 東日本大震災  106kine
 南海トラフ地震  98kine(内閣府想定)
 首都直下地震   55kine(内閣府想定)

熊本地震本震のデータは益城町です。しかも本震の2日前にも同じレベルの余震が襲っていますから、家の倒壊が非常に多かった訳ですね。阪神淡路も同様に、断層上に家を建てるリスクが物凄く恐ろしいことが分かります。
(でも、その熊本地震でも耐震等級3で建てられていた家は倒壊を免れているんです。)
耐震等級による違い211

kineの大きさのとらえ方ですが、必ず来るレベルの地震(震度5)が25kineで、一生のうちに有るか無いかレベルが50kineに相当します。南海トラフはその倍の強さですから、建物被害も多いだろうと言われています。

これらの話、エネルギーパス協会の今泉さんが下記の動画でとても分かりやすく説明されているので、強くお勧めします。今泉さんも、わが家が崇める「住宅系ユーチューバー四天王」に加わってます。(松尾設計事務所の松尾さんはお忙しいようで、なかなか新作動画がアップされないので・・・)




わが家が目指す耐震性能については、こちらの記事でもご紹介しています。

 
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