南信で1年半だけの仮住まい中のわが家。折角なので、この期間中に南信の名所を訪ねておきたいです。

猛暑なので涼しい所に
今は標高の高い所に避暑に行きたい! ということで、この時期ならではの標高1,900m「御池山隕石クレーター」に行ってみました。
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※しらびそ高原から望む南アルプスの稜線

しらびそ高原にぽつんと建つホテル天の川(旧・ハイランドしらびそ)にたどり着くと、
冷涼な風が吹く爽やかさに感動~。南アルプスが広がる絶景をしばし堪能しました。
このロビーで隕石クレーター関連の常設展示を拝見し、情報を入手しました。
隕石クレーターはここからでも歩いて行けます。 

日本で唯一の隕石クレーター
日本ではクレーターは火山や浸食でほぼ残らないそうです。そんな貴重なクレーターが日本で唯一、公認されているのが「御池山隕石クレーター」。ここも半分以上は崩落していて、残っているのは約40%です。
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※クレーターのイメージ

クレーターは
衝撃を受けた岩石の痕跡の他に、中心から円を描いて重力異常が生じていて、それらが証拠になるそうです。2003年に隕石クレーターとして論文が発表されたので、最近の話だったんですね! 知らなかった~。

因みに隕石が落ちたのは、2~3万年前だそうです。

御池山までハイキング
クレーターの縁の一部がハイキングコースになっていて、標高1,905mの御池山山頂まで登れます。クレーターが歩けるなんて、希少な体験! なので4㎞ほど登って行ってみました。

・・・が、歩いてもクレーター感はよく分かりませんでした。

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※御池山山頂の岩稜。
山頂からも南アルプスが望めました

山の反対側のくぼ地には、中郷御池という静寂な池があります。水の流入が無い小さな池ですが、枯れません。だからでしょうか、昔は雨乞いの神として信仰されていたそうです。

隕石クレーターといい、御池といい、御池山は神秘に囲まれています。これはパワースポットに違いありません(個人の憶測です)。
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※中郷御池、水は少なかったです

コース上には
クレーターの縁が一望できる「丘の上展望台」もあります。展望台に来て、やっとクレーター感が感じられました。
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※奥に見える稜線がクレーターの縁です

夏休み中ですが、歩いている人は他に2~3人見かけただけでした。こんなレア名所のある高原のハイキングコースなのに空いていました。

今回訪れたクレーター近くにも中央構造線の露頭があります。ここいらはジオサイトの宝庫です。


その前のお出かけは蓼科高原でキャンプでした。この夏は、いつにも増して標高の高い涼しい所に行きたくなります。


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