高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を別荘地に建設中です。夫婦2人で八ヶ岳の自然に囲まれた生活が始まるのももうすぐです。

タグ:住宅設計

最初に、能登半島大地震で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。元旦当日の地震で、実家に帰省中に災害に遭われた方も多いとお察します。明らかになって来た被害の凄まじさに、今更ながら慄いています。

実家の現実
能登半島大地震を切っ掛けに、改めて南海トラフ大地震の可能性を憂慮しています。

私の実家は東海地方の海沿いです。1968年に建てた平屋に、後から2階を増築しています。1981年施工の新耐震基準も満たしていなうえに、耐震診断も受けたことが無いようです。
南海トラフで想定されるような巨大地震では、増築した2階部分が1階を押しつぶすのではないかと危惧します。
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まさしく能登半島大地震で起こった災害は自分事でした。実際、元旦当日の地震発生時は実家にいましたし。

古い家は無くならない
先のブログで、耐震性能を上げる必要性が言われて久しいのに、何故これだけの家屋が倒壊しているのか衝撃を受けたと書きましたが、自分事として考えると現実は厳しいと考え直しました。

今回の地震は土地が広範囲に隆起し、繰り返されてきたM5レベルの地震で、家屋の耐震性能が劣化していたという悪条件も重なっているようです。
が、それ以前の問題として、地方の高齢者の多くは耐震性能の低い古い家に住まざるを得ないのが現実なんじゃないかと。

自分の家族に当てはめると、年金暮らしの後期高齢者が持ち家の住み替えや建て替え、或いは大がかりな耐震工事もなかなか難しいと思い至りました。
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家族が実家に住んでいる間は、南海トラフが起きない事を祈るしかないのか・・・


まだ震災被害が明らかになっていないうちに軽々しく書いて、反省しています。

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わが家が現在、建設中の新居は長期優良住宅認定の「耐震等級3」を予定しています。

無数の家が倒れている!
新年早々、恐れていたことが能登半島を中心に起こってしまいました。内陸型の大地震です。徐々にその被害の状況が明らかになってきましたが、倒壊家屋の多さに衝撃を受けています。
阪神淡路、東日本、熊本の大地震から教訓を得たのではなかったのか? そして、各自治体では住宅の耐震改修工事に対して補助金制度を設けているにもかかわらず・・・。
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※イメージです(熊本大地震の画像です)

新居は内陸型大地震のリスクが最も高いと言われている、糸静構造線のすぐ近くです。今回の大地震は他人事ではありません。糸静構造線の想定地震規模も、能登半島大地震とほぼ同じM7.6です。

耐震性能の重要性
建築中の新居は最高レベルの耐震等級3です。設計士のエスネルデザインさんによる、許容応力度計算をきちんと行った上での耐震性能です。地震によるダメージを受けない為に、必須の住宅性能として当初から希望していました。
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能登半島大地震の報道を見て、改めてその必要性を実感しました。

ライフラインの寸断も想定すべし
住居が地震の被害を受けなくても、ライフラインのダメージは避けられないと改めて認識しました。保存水、簡易トイレ、非常食、ガスカートリッジの備蓄など、買い足しておこうと思いながら先送りにしてしまってました。

特に自分は食物アレルギーがあるので、配給のパン等は食べられない事も考えておかないとなりません。
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東京に住んでいた時は、ヘッドランプや防寒シート、携帯の充電機、エマージェンシーキットなどを常に持ち歩いて通勤していましたが、地方に移住してからすっかり油断していました。車で出かけた先で災害に遭う事も考えておくべきですね。

アウトドアグッズの一部を常に車に積んでおくのも良いかも。


当ブログでは2021年にも耐震性能と大地震についてご紹介しています。

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わが家は別荘地に定住用の新居を建てるにあたり、「換気システム」はダクト式の全熱交換型第一種換気にします。
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※第一種換気のイメージ

全熱交換型の第一種換気
第一種換気は給気も吸気も排気も機械で行い、更に全熱交換型は空気の熱交換をするので、冬はある程度暖めた空気が入り、夏は冷やされた空気が入ってきます。

標高1100mの寒冷地に建てる住居では、冬季、外気がそのままの温度で入ってくると寒すぎます。機械的に吸気をある程度暖める全熱交換型にします。
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※熱交換のイメージ図

設置場所は2階の床下
第一種換気は給気と排気の両方を機械で行うので、結構な大きさになります。更にフィルター交換などのメンテナンスが必須なので、機械にアクセスしやすい事も重要です。
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※換気システムのイメージ

設計士のエスネルデザインさんからは、2階中央のホールの小上がり下への設置を提案頂きました。床下設置よりも、家のほぼ中心に位置するのでダクト配管の点でも理想的です。

点検口は畳で隠したいかも
小上がりの畳の下に換気設備を入れる想定でしたが、建設費圧縮の為に畳を諦め、フローリングによくある点検口が設置されることになっています。
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※点検口のイメージ

しかし客間としても使用する小上がりに、点検口がむき出しに設置されるのが私としては避けたい気持ち。ここに来て再び畳に迷いが生じています。

北海道は第三種換気が主流?
わが家の敷地と気候が近しい北海道では第三種換気を採用するケースが多いようです。
その理由は吸気を容易に止められ、吸気口に蓋するのも簡単です。吸気口の凍結によるトラブル回避という理由もありそうです。

わが家もマンション住まいの頃は第三種換気だったので、冬場は給気口を閉じていました。(それでは義務付けられている換気が行われないですが。)
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※給気口のイメージ。これもマメに掃除していないと内部が真っ黒に汚れてました


家の換気は奥が深いです・・・わが家の「家の換気②」はこちらです~

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#換気システム
#ダクト式換気
#第一種換気
#第三種換気
#全熱交換
#床下点検口


昨秋、わが家は南西向きの角部屋マンションから南東向きの仮住まいアパートに引越ししました。それに伴い、窓に対して思うところがあります。

西向きの窓
都内で住んでいたマンションは、リビングにも寝室にも西側に大きな掃き出し窓がありました。視界を遮る建物が無く、開放感はあるのですが、これらの窓が大嫌いでした。というのも夏はいつまでも西日が射し込み、日中は室温が上昇しっぱなしで夜になっても下がらず、辛い思いをしました。
都会の夕日
冬は、西側の窓から日差しが入ることなく日没を迎えるので、部屋を暖める効果がありません。むしろ大きなアルミサッシのせいでここからどんどん熱が逃げてしまい、部屋が冷える元凶になってました。

・・・夏暑く、冬寒いこんな低性能の窓なら、はっきり言って西に窓は要らねぇ!(怒)
と、住んでいた後半は、南西の角部屋であることを恨んでました。(マンションは、南向きに大きめのベランダがある中住戸を強くお勧めします!)

東向きの窓
昨秋に移住したアパートの西側はお隣さんの部屋で、全部壁です。西の窓の悩みから解放されました。
代わりに、東側に小さめの窓が幾つかあります。人生で初めて向き合う東窓です。中でもリビングの東窓のインパクトが大きいと感じてます。

9~10月上旬は早朝から射し込む朝日が本当に恨めしく、午前中はこの東窓から如何にして日差しを遮るか、を悩んでました。今夏は簾でも取り付けないと、多分生活できません・・・
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ところが冬になると、東窓から射し込む朝日をまだかまだかと待つことになりました。東からの日射取得がものすごく重要なんです。特に早朝、-8℃程度まで冷え込むこの地域では。
冬の朝、太陽の光をリビングに取り込むと途端に部屋は暖まりだし、気持ちも上向きますからね。

東の窓に対して、夏と冬でこんなにも真逆の事を求める羽目になるとは(理屈では分かっていても)、住んでみるまで真に理解していませんでした。

ということで、窓に対してしみじみ思う事は次の3つです。
①西の窓は在っても小さめ、夏場の日射遮蔽が必須(明かり取りならFIX窓)
②東の居室には中サイズの窓が欲しいが、夏場の日射遮蔽が必須(シャッターは高いので簾?)
③窓は全て複層樹脂サッシ窓一択!(標高1000m以上の家なので)

南の窓は大きくても庇をしっかり取れば夏は日差しを遮り、冬は太陽光を取り込むことが出来ます。

温暖化によって求められる窓性能
都内でのマンション住まいの約20年間のうち、2000年代は夜間、エアコン無しで過ごしていました。南と西の両端の窓を網戸にして通風するだけで、夜は充分涼しかったんです。
ところが2013年以降は夜もエアコン無しでは耐えられなくなりました。
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その意味では近年、温暖化で住宅に求める性能、特に窓の断熱・気密の必要性が激変したと感じています。温暖地域も今は夏場の断熱性を高める為に、窓の選択(サイズや機能)がシビアになっていると思うんですが・・・


仮住まいアパートの窓性能は本当に酷く・・・複層ガラスなのに低レベル過ぎてドン引き~(エアコンで24h暖房し続けていても、家の内側で凍ってました)。

 
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#窓
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#日射遮蔽
#断熱気密


まだまだ暑いと思っていたら急に朝夕が冷え込むようになり、空気も乾燥してきました。昨年から懸案事項だった加湿器をついに購入しました。

美顔器を加湿器代わりに
わが家は冬も健康的に住まうために、昨年から室内の絶対湿度を11.0前後に保つように加湿を行うようになりました。しかしコロナ禍もあり、加湿器の購入を検討し始めた時にはすでに遅く、良さげな機種は既に売切れていました。

なので1シーズンは仕方なく美顔器で加湿していましたが…、無理がありました。
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※美顔器だとタンクの容量が小さくて、すぐ空になってしまう

気化式の加湿器を購入
そこでようやく真っ当な加湿器を購入しました。昨シーズンモデルなのでちょっとお安くなっていました。

加湿器にもいろいろなタイプがあります。水を加熱して湯気を発生させる「スチーム式」。振動で水を放出させる「超音波式」。わが家は最も単純な、水に風を当てる「気化式」にしました。しかも点けっぱなしにしてもなかなか水が枯渇しない大容量です。
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#ダイニチ工業のハイブリッド式加湿器HD-153です

大容量を謳うだけあって、かなり場所を取ります。

加湿器の実力を見せてもらおう
一気に秋が深まってから、室内の湿度は相対湿度40%台、絶対湿度10くらいまで下がりつつありました。1階の台所でこの加湿器をエコモードで稼働させ始めて18時間後、1階の絶対湿度は11.5、2階は11.3の理想的な状態に保たれています。いい感じです。

でも、4℃まで気温の下がった朝方、アルミの複層窓では結露が始まってました。真冬はどんなことになるんだろう・・・
因みに1階のエアコンは暖房モードでの24時間連続稼働を開始しました。不在時でも点けっぱなしです。寒さ厳しい信州で、灯油ストーブや床暖房無しで乗り切れるんだろうか? (冷え性の)私的には乾燥より初めて冬を迎えるアパートの寒さの方が気がかりです。


わが家の昨冬の湿度管理はこんな感じで行ってました。

 
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