高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を別荘地に建設中です。夫婦2人で八ヶ岳の自然に囲まれた生活が始まるのももうすぐです。

タグ:冷暖房

仮住まいへの引越しを2週間後に控え、賃貸アパートに新品のエアコンを取り付けました。

2階にエアコンを設置

アパートの間取りは1、2階に分かれていて、1階には前の居住者さんが置いて行ったエアコンがあります。2階は空調設備が何もありません。大家さんの許可を得て、2階の壁に穴をあけて新たにエアコンを付けました。

アイリスオーヤマを購入
諸事情からアイリスオーヤマの製品は出来るだけ買いたくなかったのですが、安さで選ぶと致し方ありません。1年程度しか使わないエアコンなので、どーでもいいやと価格最優先で決めました(この賃貸アパートに残して退去する予定)。
品番はIRR-2221C、冷房畳数は6~9畳用です。
アイリスオーヤマエアコン
※上下だけでなく左右にもルーバーが振れる新製品だそうです

取付け業者さんの話では、中味はダイキンじゃないかとのことでしたが(であればラッキーですが)、ネット情報では富士通? 東芝(孫請けが中国の美的集団)? 中国の格力? いずれにしてもあまり期待できそうにないです。機種によって違うのかも。とりあえず1年持てばいいです。

最近、日立も東芝も壊れやすいとの評判をネットで見かけましたが、取付け業者さんも同じ印象をお持ちだそうです。

やっぱり上位クラスをすすめられた
量販店ではやはり「多くの方が(エアコンが)効かないと言われるので、お客様ならこちらの8~12畳用ですね」と、必要畳数以上のクラスを勧められました。
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取り付ける部屋は7.5畳です。2階全体をこの1台で冷やす(暖める)ことも考えると、以前だったら16畳の広さをカバー出来る機種を選んでしまってたかも。何も知識を持ってなかったら販売員さんのお薦めどおり、より高い方をまんまと買ってたでしょう。

が! 松尾先生(㈱松尾設計室)の著書のとおり、頑として最低クラスからわが家は選択を曲げませんでした。エアコンは高出力の機種をとろとろ運転する方が、効率悪いそうです。

実際、現住マンションでは、19㎡用1台で75㎡弱の広さを24時間稼働で連日冷やしてますが、残暑厳し折でもまったく問題ありません(しかも20年前の機種)。


上記で触れた真夏のマンション、エアコン連続稼働の実証結果はこちらです!


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#エアコン
#電気代
#効率
#冷房

先日、2001年に購入したエアコンが1台壊れました。室内が冷えない事に気が付き、だんなが室外機を確認すると回らなくなっていました。もう1年持ってくれれば良かったんですが・・・残念です。

暖房にはほとんど使ってなかったし、夏も昨年から(だんなの在宅勤務で)フル稼働していましたが、それまでの利用日数が少なかったので、20年持ったのでしょう。
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壊れたのは画像の右側、三菱電機「霧ヶ峰FSX」です。手前の東芝「大清快」がまだ生きているので緊急事態では無いのですが、大清快も20年近くになりますので過信は出来ません。
何でこんな付け方かというと、大清快はマンション購入時に標準装備品として最初から付いていて、以前の賃貸住まいの際に霧ヶ峰を2台、購入してしまっていたから、です。

◆新居の冷暖房はエアコン
高気密高断熱で省エネ住宅になるので、暖房用の床下エアコンを1台、そして冷房用の小屋裏エアコン(または2階の天井付近に)1台、合計2台を配備する計画です。季節に応じてどちらか1台のエアコンだけで全館空調をします。
流石にその際には新しいエアコンを購入する予定です。
床下&小屋裏エアコンの図R
※エアコン2台での全館空調はこんなイメージ

冷房機器はエアコン一択なので論じる必要はありませんが、暖房は選択肢があります。
建設予定地は都市ガスが来ていないので、熱源としては主にプロパンガス、灯油、電気から選ぶことになります。わが家は太陽光発電パネルを最大限屋根に乗せてオール電化の家とするので、基本は暖房もエアコンとなります。
(尚、薪ストーブも設置しますが、これはほぼ趣味と非常用なので稼働率は未定です。)

エアコンが最も経済的
誰もが薄々感じていると思いますが、光熱費が最も高くつくのがヒートポンプを使わない電気式暖房機器です。電気ストーブや電気オイルヒーターです。
以前、私もDロンギのオイルヒーターを洗面所用に購入しましたが、数回使ってすぐ諦めました。狭い空間を暖めたいだけなのに時間がかかりすぎるうえ、暖まった空気は全て上部に行ってしまい、肝心の足元はちっとも暖かくありません。「空気を汚さない」などのキャッチに惑わされましたが、効率悪すぎました。

次に光熱費として高くつくのがガス(プロパンや都市ガス)です。灯油はガスより発熱量は劣りますが、石油ファンヒーターや灯油ストーブなどは室内を暖める速さが違うので、冬場頼りたくなります。私も最も安価な熱源は灯油かな、と思っていたのですが実は違うんです。

エアコンの選択を間違っている
電気代が徐々に高くなってきていますが、稼働状況によってはエアコンは最も経済的な暖房器具になるそうです。
ところが損してしまう理由があります。電気店の販売員のトークもあって、実際に必要な能力以上のエアコンを買いがちです。部屋が暖まらなかったら(冷えなかったら)心配だから、余力があった方が良いんじゃないかと思いますよね。

多くのメーカーのエアコンシリーズは、6~26畳用の2畳ずつ段階分けされた9ランクで販売されています。ところが暖房最大能力で分けると3ランクしかないそうです(図ご参照ください)。
エアコン能力グラフ
※松尾先生の著書「エコハウス超入門」より

10畳用と14畳用は同じ中味で、冷房能力だけプログラムで抑えて差別化しているそうです。お店で12畳(高い方)を勧められても、10畳用を選択した方がお得という事になります。
※実際の選択条件としては冷房能力も勘案する必要があります。

エアコンの稼働方法を間違っている
8畳用で充分なのに大きめの10畳用を購入し、電気代が持ったいないからと微力運転を続けるのが最も効率の悪い使用方法になります。先の熱源比較では灯油よりも割高になります。
エアコンはフル稼働の状態が最も熱効率がいいそうです。その場合、光熱費は他の熱源に比べて最も安くなります。

まとめると暖房器具はエアコンにして、暖房最大能力が同一なら小さい畳数用を買って、家ではフル稼働させた方が、設備投資としても光熱費としてもお得という事になります。
更には私のように冷え性の方は、足元から暖まる床下エアコン方式が理想です。


冷暖房について、やっぱりエアコンがいい理由はこちらでもご紹介しています。


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別荘地に定住用住宅を建てるにあたり、必要最低限の性能として「高気密高断熱」と並び「耐震等級3」を掲げました。高気密で高断熱とすることで、かなり省エネの家になるはずです。その場合の冷暖房は、基本的には2台のエアコンです。

エアコンって普通、1部屋に1台だと思いませんか? 私もそれが当たり前だと思っていたのですが、
高気密高断熱で省エネ住宅の場合、床下エアコンを1台、そして小屋裏エアコン(屋根裏ですね)を1台、合計2台取り付けるだけで、家じゅうの冷暖房が可能なんです。
床下&小屋裏エアコンの図R
※こんな感じ? イメージ図、描いてみました。

◆暖房について
今住んでいるマンションでは、ガス温水型の床暖房でリビングダイニングを暖めています。エアコンはほとんど使いません。ひどい冷え性なので、冬場に足元が冷えるのがとても苦痛なんです。でも床暖房は足元から暖めてくれて、エアコンと違って風も起こらないしサイコーです。布団を敷いておけば寝るときもぽかぽか。床暖房があることで、凄く助かりました。(床暖のない元・寝室は今はほとんど使っていません。ほぼ収納スペースに成り下がっています。)
ですので別荘地に建てる家も、床暖房にするんだ!と思っていたのですが・・・

床暖房に代わる方法、それはエアコンを床に置いて床下から暖める方法です。(エアコンのCMで床下から暖めてるのって見たことないから・・・知らんかった。)それを床下エアコンといいますが、暖気を床下に送って、床下からガラリ(床に作った隙間)を通して全館を暖めます。家じゅうの床も温まるし、床材を無垢の木にしておけば蓄熱効果もあり、足触りの良い床にできるそうです。暖かい空気は上昇し、吹き抜けや階段を伝って2階まで暖まります。ここで家の高気密高断熱の性能が生きてきます。たった1台でそれが可能だからです。
実は日本のエアコンは、非常に低コストで効率の良い、優れた冷暖房機器だそうです。設置後10~15年後の交換も簡単です。でも、私の好きな床暖房はそうはいきません。交換となると床をめくっての大ごとになります。家じゅうの床に張り巡らせるのも、その後の交換もとてもお金がかかります。20年、30年と長期のメンテナンスを考えると、エアコンが一番という事になります。
エアコンキャラR
◆冷房について
冷房も小屋裏(2階の屋根裏ですね)に1台取り付けて、吹き抜けや階段から冷気を下に送ることで、全館涼しくできます。やっぱり高気密高断熱の小さい家だから可能になります。
当該別荘地は標高1000m以上に位置していますので、かつては夏場に冷房を使うことはなかったようです。しかし温暖化によって、今は新築や建て替えの別荘には冷房設備を導入されるようになったと聞きました。

そしてわが家の屋根には太陽光発電を乗せて、自家発電した電気で気兼ねなくエアコンを24時間稼働させようと目論んでいます。

太陽光発電に関する記事はこちら。

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折しも寒波で電力需要がひっ迫し、節電が呼び掛けられる事態になっています。それに関連しての話題です。
わが家は別荘地に定住用住宅を建てるにあたり、必要最低限の性能として「高気密高断熱」と並び「耐震等級3」を掲げました。それとともに屋根に太陽光発電パネルの設置を希望しています。

幸いなことに長野県の日照時間の長さは全国トップクラス。その中でも南信は晴天率が高く、特に太陽光発電に向いている地域となります。うちの敷地は360度、日光を遮るものが無いので、屋根を正南に向けて効率よく発電させることもできそうです。
太陽光発電R
そしてわが家はオール電化にする予定です(薪ストーブは別として)。太陽光の自家発電で、気兼ねなくエアコンを通年稼働させます。(そうでないと根っからの貧乏性なんで、老後は電気代をケチってエアコン入れず、熱中症になるタイプ。)またキッチンは火事になりにくい、IHクッキングヒーターにしたいです。当該別荘エリアは都市ガスが無く、プロパンガスになってしまうので、その発注手配の手間を省きたい。そして2台購入予定の自家用車の、少なくとも1台は充電可能なハイブリッド車を導入したいです。

今後、電気料金はますます高くなる一方です。節電してても前より何だか電気代高いなー、っといつも思ってました。実は2012年から、各家庭の電気料金には「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が上乗せされています。再エネ発電された電気を買い取った経費を、電気を使っている庶民に負担させる仕組みですね。しかも2012年は1kwhあたり0.22円だったものがじわじわ値上げされて、今は2.98円/kwh。なんと13.5倍です。インフラでこんな値上げ率ってなかなかないです。
それだけじゃありません。今年秋から、電力を送る料金「託送料」に原発処理費用も上乗せされます。これだってどんどん値上げされるかも・・・
だったら自分の家で再エネ発電して、こんなの徴収されない側になりたい。しかも余った電気は(安いけど)売れるんです。今は太陽光発電の性能も良くなって、安くなって、メーカー保証期間も長くなっていて、10年間で設備投資分は回収できるという事だそうです。(10~15年でそれらの設備は買い替えになります。)

太陽光発電は初期の売電価格があまりにも良かったので、今はメリットが無いと言われています。でもそれはビジネスで儲けようとする方々の話です。うちの場合は儲ける目的ではなく、小さく自家消費用を発電して、電気を買う量を減らそう。あわよくば余ったら売ろう。そしてCO2削減にもちょっとは貢献しよう、ということです。でもそれは私の考えであって、だんなはもうちょっと違う考えのようです。

それは災害の懸念です。
東京に住んでいると本当に停電がありません。自分が上京してから20年間(瞬電は別にして)、ほぼ停電を経験していません。東北大震災の計画停電ですら対象外のエリアでした。いかに東京が、特に23区内が優先して守られているか。これが当たり前の感覚でいてはいけない、とだんなは言います。地方の電力事情はもっとぜい弱だし、温暖化で未曽有の災害が起きるリスクが高くなっている。台風はますます巨大化するといわれているし、実際に長野県は2019年、19号の集中豪雨による大水害がありました。糸魚川ー静岡構造線も走っているので、大地震のリスクもあります。どの地方の方も皆さん何となく感じていると思います。それらに対処するのが自分ちの太陽光発電と蓄電池、なんだそうです。ははーっ

更に薪ストーブについて。災害などで冬、長期停電となった際に家の太陽光発電と蓄電池だけで賄えない、あるいはそれらも故障する可能性だってゼロではない。そのバックアップとして薪ストーブを持っておきたいと申しております。私の頭では「オシャレで調理もできる素敵な暖房器具、やっぱ高原の別荘なら薪ストーブでしょ!」という発想以外の何物でもないですが・・
薪ストーブR
※イメージです

既に日本は異常気象時に、電力がひっ迫するような状況です。冬だけでなく、猛暑時もです。今後ますますこのような事態が起こる頻度は高くなるのでは? 自家発電とエネルギーのバックアップは重要かと思われます。
そういえばオール電化にしておかなくてよかったな、というシチュエーションが東北大震災の計画停電時にもありましたね。
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