高原の小さな家で快適別荘ライフ

設計士さんによる、小さくて高性能な住宅を建て、夫婦2人で八ヶ岳の自然に囲まれた生活を目指して計画進行中です

タグ:高気密高断熱

現在、わが家は南信の別荘地に「高気密高断熱」「耐震等級3」の家の建築を計画しています。設計は新潟の個人設計事務所「エスネルデザイン」さんに依頼し、施工を地元の工務店さんにお願いする予定です。

工務店探し再び
昨年、お見積りを依頼した松本市の工務店さんは我々の予算からかけ離れていたので、残念ながらお断りしました。社長さんの考え方や建てられている家は、とても共感できたのですが・・・減額プランを盛り込んでの2回目のお見積りでも、やはりわが家には無理がある金額でした。
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そんな中、建設予定地のご近所さんから、市内のK工務店さんの名前を教えて頂きました。この別荘地内でもよく施工されているそうです。

K工務店さん訪問
2月のある日、そのK工務店さんを訪ねてみました。お若い営業部長さんと設計担当者の方と2名同席頂きました。やはり、この別荘地での施工前例も豊富だそうで、図面を見て頂いた上での回答も明瞭で、頼もしく感じられました。
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わが家の敷地は標高1100m以上ですが、この地の凍結深度に対する基礎の必要な深さについても、ほぼ明確な答えをお持ちでした。これ、役所では基準は定めていないので、工務店さんの経験則によるところが大きく、結果、当該地での施工前例数がものをいいます。

また、あくまでも感触レベルですが、およその坪単価も、順調に着工できた場合の引き渡し時期(年内が可能)もズバッとお聞きできたので、だんなもかなり腑に落ちたようです。

工務店さん探しが振り出しに戻りましたが、K工務店さんには最新の図面をもとにお見積りの正式依頼をかける事となりました。

諦めたものも復活?
昨年のお見積りを見て減額の為に諦めた家の設備についても、あわよくば復活できないかと、(心の中では)目論んでいます。2階の和室や、木材を減らすために取りやめた内外装など、期待できないかな?

何とか次の冬は新しい家で迎えたいものです。今の仮住まいアパートでは妥協しながら、この環境に馴染んでいく自分が悲しいです。


結局、最初の工務店さんをお断りしたので半年以上、遠回りになってしまいました。


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南信での仮住まいアパートは気密低断熱のすかすか住宅です。窓は全て複層ガラス窓ですが、気密性断熱性がこんなに低いとは思っても見ませんでした。

複層ガラス窓なのに
大寒波到来のある朝、2階寝室の南側カーテンを開けてみると・・・
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複層ガラス窓の3分の2がバリバリに凍ってます!
窓ガラスはもちろん、サッシ部分も酷いです。
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何故こんな事になったかというと・・・

スタイロフォームの断熱効果を改めて実感
この窓には日没と同時に窓に断熱材「スタイロフォーム」をはめ込んで冷気対策をしています。
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このスタイロフォーム部分だけが見事に凍ってました。つまり、これだけの冷気が部屋に流れ込むのをスタイロフォームが防いでたってことです。効果絶大です。

アルミ複層ガラスに騙されるな
この冷気対策をしていなかった前年、この窓は凍らなかったので、これだけの冷気が室内にだだ洩れだったってことです。ひど過ぎる・・・
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下伊那は長野県の中では「南国」「信州のハワイ(?)」と言われているくらいなので、寒さのレベルはさほどでもないはずです。
また、この賃貸アパートを借りた一つの要因は、すべての窓が複層ガラスだったので、断熱性能はそんなに悪くないんじゃないか、と期待しての事でした。

しかし結局アルミ製サッシの低性能を実感することになりました。因みに入っているのはL社の「デュオPC PVC-al」です。

樹脂のトリプル一択!
わが家の新居建設予定地は八ヶ岳近く、標高1,150mの高原別荘地です。寒さは現住の下伊那の比ではありません。当初から窓は樹脂サッシのトリプルガラスを採用予定でいます。
(高性能な木製サッシも憧れますが、予算的に無理。)
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※樹脂サッシのイメージです

仮住まいアパートで冷気対策の工夫をしながら冬を過ごした事で、新居にアルミサッシやアルミ樹脂サッシの選択はあり得ないな、と決意を新たにした次第です。
温暖な地域の家でも、ますます進む温暖化の事を考えると、これからの夏の過酷な暑さ対策として窓の断熱気密性能は決して他人事ではないのでは?


窓へのスタイロフォーム導入、こんな感じで始めました。

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南信の仮住まいアパートで2回目の冬を迎えました。低気密低断熱のすかすかアパートなため、冷気の侵入が堪えます。

窓にスタイロフォーム
深夜、窓からの冷気がカーテンの下から忍び込み、窓際に寝ているだんなは寒くて仕方ないそうです。そこで今年は寝室の窓にも断熱材「スタイロフォーム」をはめ込むことにしました。
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カインズで買って来たスタイロフォームを窓枠の大きさにカットし、隙間テープでぴっちりサイズに調整し、アルミ断熱シートを張りました。
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これを窓の下半分にはめ込み、窓の上半分にはアルミ断熱シートを垂らします。大寒波が来る前に間に合わせました。

日中は取り外して日光を取り込み、夜間だけ使用しています。結構効果があるようで、就寝時に冷気を感じなくなったそうです。

玄関の冷気対策
昨冬は玄関に冷気対策を施しました。玄関がこのアパート最大の熱橋で、冷気の侵入が半端ないんです。

断熱材「スタイロフォーム」で玄関手前の廊下に遮断壁を設置し、100均のアルミ断熱シートで自作したロールスクリーンを垂らしています。
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   ※但し、家の出入りはかなり面倒です(-_-;)

賃貸こそ高気密高断熱に
戸建ての気密断熱に対する意識変革は進んでいますが、あまた存在する賃貸住宅の質も変えて行かないと、脱炭素社会にはほど遠いんじゃないでしょうか。

低収入の人こそ光熱費は抑えたいのに、借りている賃貸住宅はすかすかで、より多くのエネルギーを浪費する羽目になっています。
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資源の輸入に頼る日本は、インフレと円安で貧しくなる一方です。なのに、いつまでもエネルギー垂れ流しのすかすかアパートばかり作っていて良い訳ないはず。

国民にばかり節電を押し付けていないで、少しのエネルギーで適温に暮らせるよう、木造の賃貸住宅は気密の基準設定やアルミサッシの使用を認めなくするなど、根本的な住宅施策が必要では? 住んでいるからこそ実感します。


昨冬の冷気対策はこんな感じで始まりました。


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現在、わが家は南信の別荘地に「高気密高断熱」「耐震等級3」の家の建築を計画しています。設計は新潟の個人設計事務所「エスネルデザイン」さんに依頼し、施工を松本の工務店さんにて検討中です。

衝撃のお見積り
11月のある日、遂に工務店さんから第1回目のお見積書が届きました。
心の準備はあったものの、あまりの高額に「・・・(言葉は出なかった)」です。ざっくり予算の1000万円オーバーってところです。
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確かに、工務店さんに見積依頼をかける前から、予算越えは予告されていました。見積依頼後には500万円のオーバーが宣告されていました。結果としてオーバーした額はその倍です。
お見積りには太陽光発電設備、薪ストーブとその設置費用、外構(植生)、キッチンの一部は入っていないので、更に500万円かかります。地盤調査の結果では、地盤改良も必要になるかもしれません。

建築費の高騰はわが家に限ってのことではなく、戦争による世界的インフレ、円安などの影響なので、施工のタイミングの悪さを恨むしかありません。

お見積書を読み解く
頂いたお見積書は思っていた以上に細かく項目別に記載がありました。もちろん当方は素人なので、内容が解らない項目が多数あります。が、世に聞く「良くない見積書」、つまり『何々一式』のようなどんぶり勘定ではありません。きちんと出して頂いているんだな、と思いました。
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自分がわかる項目で、変更できそうなところをピックアップして、設計士さんと工務店さんとのお打合せに臨みました。
またエスネルデザインさんからも建設費圧縮の為のVE(バリューエンジニアリング)案をご提示頂いたので、案の採用可否についてもあらかじめ決めておきました。

建築費を抑えるには
いざ見積書を持って施主、設計士、工務店の3者の打合せを行いました。その場になって感じたのは、設計士さんが間に入る心強さです。

わが家の場合は、設計士のエスネルデザインさんの視点が入るので、最近の施工事例から相場や代替え案を出して頂き、工務店さんに論理的なコスト削減の交渉ができます。シロウトが闇雲に「値下げして欲しい」と言っているのとは全く違う、と実感しました。

対して、設計も施工も一括して工務店に依頼した場合、2者(施主と工務店)での相対となり、シロウトである施主は工務店の説明を信じるしかありません。交渉も大変そうです。
住宅営業マン

とりあえず諦めたものは
このお見積りから多少なりとも減額するために、わが家が現時点で変更したものは・・・

①和室:2階のホールに小上がりの畳スペースを作る計画でしたが、フローリングにします
②腰板や玄関前の目隠しルーバー:これらを無くして木材を少しでも減らします・・・
③キッチン:瀟洒な造作キッチンから、システムキッチン+大工さんの造作に
④フローリング材:木の種類は厭わず、安価なもので・・・

などです。これらに手を付けても大局は変わりませんが、小さなことからコツコツと。それでも予算が足らない分は住宅ローンで借りるしかありません。

そのようなお打合せを経て、次のお見積りをお待ちする事となりました。


建築費だけでなく着工時期も希望通りにはなりません。かすかに見えていた来年3月着工も、現実的には難しい・・・


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家の快適性を保つために室温をコントロールすることは常識ですが、湿度コントロールは室温ほど重視されていないのではないでしょうか。

湿度管理の必要性
わが家は一昨年から室内の湿度チェックを始めました。この湿度計、絶対湿度と相対湿度が表示されます。
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※エーアンドデイの湿度計。2000円代でした

この湿度計を見ながら夏はエアコンの除湿機能、冬は加湿器で湿度をコントロールしています。
健康維持には絶対湿度で 8.4~15.6 の範囲が理想です。これ以下では感染症のリスクが高くなり、呼吸器や肌に乾燥トラブルを起こしやすくなります。また、これ以上だとダニやカビが発生しやすくなります。

湿度管理をする前は、夏はダニに刺されたり、冬は起床時に喉の痛みを感じていましたが、いずれの悩みも全くなくなりました。

外気の湿度もチェック
今年はわが家の湿度コントロールが更に進化しました。
計測器を室外に設置し、無線で飛ばして室内のモニターで外気温と外湿度をチェックできる温湿度計が導入されました(どんどんマニアックになってます・・・)。
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こちら、中国製で2000円台です。パネル表示の上部が戸外、下部が室内の状態です。計測器は3つまでつなげる事が出来ます。
これにより外気の絶対湿度を算出し、外気を室内に取り込んだ方が良いのか、遮断した方が良いのか常時判断できるようになりました。

例えば「湿度68%」ってことだけ聞くと結構潤ってるような気がします。しかし、これが気温12℃では絶対湿度に換算すると約7.4でかなり乾燥した状態です。〝潤っている〟と思うのは大きな間違いになります。

窓を開け放してよいのは年に数日

結局、外気が気温・湿度共に快適な時期は10月の晴れた限られた数日の日中だけです。そのような時間帯は、わが家も窓を開け放します。(5月も快適な日がありますがまだ花粉が飛散し、重度の花粉症患者のいるわが家では窓を開け放すことは考えられません。)

別荘地に建てる新居も、基本的にはこの考え方に沿っています。
リビングの掃出し窓を全開にして、ウッドデッキとリビングを一続きにする、という提案をよく見かけますが、湿度的にそれが適している日は年に数日あるかどうか・・・が、現実です。
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※イメージです。わが家のウッドデッキはこのように全開にはなりません

そのたった数日よりも寒冷地ゆえに気密断熱を重視しました。窓も開閉を繰り返すと気密性能が低下するので、ウッドデッキに面するリビングの大窓も、ほぼFIX窓になる予定です。


昨冬のわが家の湿度管理はこんな感じで行ってました。


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