友人たちが南信に来てくれたので、その機会に大鹿村の中央構造線博物館に行ってみました。
◆意外と身近に中央構造線
日本を標高地形図で俯瞰すると、九州~四国~紀伊半島を貫く巨大な筋がわかります。それが中央構造線です。

細かく見てみると、生まれ育った町にも中央構造線が走っていて、以前の勤め先(本社工場)はドンピシャ中央構造線上でした。意外と身近にあったことに最近気づきました。
今も、仮住まいから新居建設予定地に向かう時は、中央構造線に沿って移動します。新居予定地の近くは中央構造線と糸魚川静岡構造線が交差する、日本の中心みたいなところですし(ちょっと言いすぎ?)。
◆大鹿村の不思議
長野県大鹿村は南アルプスと伊那山脈に挟まれた、山深い村です。国道152号線が地蔵峠で通行止めなので、更にアクセスし難い状況です。訪れる機会もなかなかありません。
その大鹿村に中央構造線博物館があります。以前からだんなが興味を示していて、友人たちが南信に来てくれた機会に訪れてみました。
大鹿村では標高750mの山の中なのに、塩の産地だったという不思議な自然現象もあります。
◆意外と身近に中央構造線
日本を標高地形図で俯瞰すると、九州~四国~紀伊半島を貫く巨大な筋がわかります。それが中央構造線です。

細かく見てみると、生まれ育った町にも中央構造線が走っていて、以前の勤め先(本社工場)はドンピシャ中央構造線上でした。意外と身近にあったことに最近気づきました。
今も、仮住まいから新居建設予定地に向かう時は、中央構造線に沿って移動します。新居予定地の近くは中央構造線と糸魚川静岡構造線が交差する、日本の中心みたいなところですし(ちょっと言いすぎ?)。
◆大鹿村の不思議
長野県大鹿村は南アルプスと伊那山脈に挟まれた、山深い村です。国道152号線が地蔵峠で通行止めなので、更にアクセスし難い状況です。訪れる機会もなかなかありません。
その大鹿村に中央構造線博物館があります。以前からだんなが興味を示していて、友人たちが南信に来てくれた機会に訪れてみました。
大鹿村では標高750mの山の中なのに、塩の産地だったという不思議な自然現象もあります。
この山塩は遠い昔にフィリピン海プレートによって引き込まれたもの(詳細はもっと複雑なようですが)。それが中央構造線上の山の中で自噴し、昔から塩づくりに利用されてきたそうです。
海水塩とは異なりミネラル分が多く、まろやかでちょっと独特な塩です。

※2016年に山塩製造元の旅館「山塩館」に泊まった際、見学させて頂きました
◆大鹿村中央構造線博物館
博物館も中央構造線上にあります。

博物館の野外展示も内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)の地質に合わせて、採取された岩石が置かれています。

館内では実際の断層を露頭から切り取った標本(デカいです)や、地質立体模型が展示されていたり、昭和36年の集中豪雨で大鹿村に起こった山崩れ災害の記録など、じっくり見ていくとためになるものが沢山あります。
◆露頭も見たよ
中央構造線が地表に現れた「露頭」は全国に幾つもありますが、その一つ、伊那市高遠の板山露頭にも立ち寄ってみました。

内帯(左側)と外帯(右側)の地層の色の違いがはっきりと見て取れます。

1億年前の地層のズレが今、見られるって凄いです!
有名な神社が幾つも中央構造線上にあったりするので、パワースポットだという方もあります。そう思うとちょっとロマンも感じます。
海水塩とは異なりミネラル分が多く、まろやかでちょっと独特な塩です。

※2016年に山塩製造元の旅館「山塩館」に泊まった際、見学させて頂きました
◆大鹿村中央構造線博物館
博物館も中央構造線上にあります。

博物館の野外展示も内帯(日本海側)と外帯(太平洋側)の地質に合わせて、採取された岩石が置かれています。

館内では実際の断層を露頭から切り取った標本(デカいです)や、地質立体模型が展示されていたり、昭和36年の集中豪雨で大鹿村に起こった山崩れ災害の記録など、じっくり見ていくとためになるものが沢山あります。
◆露頭も見たよ
中央構造線が地表に現れた「露頭」は全国に幾つもありますが、その一つ、伊那市高遠の板山露頭にも立ち寄ってみました。

内帯(左側)と外帯(右側)の地層の色の違いがはっきりと見て取れます。

1億年前の地層のズレが今、見られるって凄いです!
有名な神社が幾つも中央構造線上にあったりするので、パワースポットだという方もあります。そう思うとちょっとロマンも感じます。
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