高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を高原に建てました。八ヶ岳の自然に囲まれた別荘地ライフをエンジョイ(?)中です。

2023年05月

わが家の新居は、無垢の木のフローリングを採用予定です。これまで無垢材の床での生活経験が無いので、新居の無垢材とどのように付き合っていったらいいのか、ちょっと気になっています。

土足じゃないのに硬い床材信仰?
床材には硬い広葉樹が良くて、柔らかい針葉樹は床材には向かない、だから輸入材のチークやオークやウォールナットが偉いんだ、と思い込んでいました。

確かに、海外のように靴履きだと床が硬くないとダメですよね。でも、素足だと硬い床は冷たいし疲れます。特に冷え性には向いてなさそうです。
164509_s
※土足文化のフローリングのイメージ

柔らかい針葉樹の足触り
飯田市の公設モデルハウス「りんご並木のエコハウス」を見学した際、杉の無垢床が床下暖房でじんわり暖められ、柔らかな足触りを体感しました。床下エアコンを導入する新居もこんな感じにしたいなぁ~、としみじみ思いました。
1015エコハウス外観
※国交省のモデルハウス事業「りんご並木のエコハウス」は見学可です

それがいよいよ、わが家でも実現する段になってきました。しかしここに来て、柔らかくて無塗装な針葉樹ってデリケートでは? と、ちょっと心配になってきました。
25178613_s
※わが家が採用するパイン材のイメージです

柔らかい無垢材はキズだらけになる?
マンションや仮住まいアパートで合わせて20年以上、合板フローリングで生活してきました。もちろんいろんな物を床に落っことしては、散々キズを付けてきました。
26046470_s
※合板フローリングのキズの例

それで思い知ったのが、合板のキズは内層が白く露見して悪目立ちするということ。その都度「かくれん棒」というクレヨンの様な補修材を塗ってきました。塗った色が合わなくて余計目立ち、収集付かなくなったりして散々でした・・・

もっと柔らかい針葉樹の無垢材はどんなに傷だらけになるんだ? でもですよ、無垢材は内層も外層も無いのでキズが付いても凹むだけで、色は変わらないんですよね。

検索すると「アイロン」「霧吹き」「タオル」で多少の傷ならほぼ復元するようです。水を吸って膨張する無垢材の性質で、合板のキズよりナチュラルに直せそうです。

無塗装の無垢材はシミだらけになる?
マンションの合板は、長年の間に水濡れした部分が白く変色してしまいました。窓際は並べていた植木鉢への水やりで水ハネしたり、台風などで少しずつ水が染み込み、日焼けも重なって特に酷かったです。
2238310_s
※水濡れと日焼けで変色した合板床のイメージです

合板でこんなにダメにしたのに、無垢材はキッチンを中心に水や油でシミだらけになるのでは・・・
という心配事を並べる私に、工務店さんがパイン材のサンプルをご提供下さいました。

これに水と食用油を塗って放置してみましたが、水は乾くと全く分からなくなり、油は薄く広がって、うっすら色が濃くなりました。
IMG_20230512_140556
※塗った直後
IMG_20230512_205438
※半日放置後。多少の水濡れは心配に及ばない感じです

設計のエスネルデザインさんからは、あらかじめワックスを塗っておく方法もありますよ、とお勧めされました。こういう事だったんですね!
ワックスは天然素材のものが色々と販売されているようです。昔は米ぬかで床磨きの習慣がありましたが、なるほど、これも米油によるワックス効果です。

無垢材否定派の洗礼も・・・
別荘地を購入した当初、別荘管理会社の建築部門と新居建築の打合せをしました。その際、営業担当者から「無垢材の床は耐久性に欠ける、絶対にやめた方がいい」と言われました。「そんな面倒なものを施主に選択させてはならじ!」という強いニュアンスを感じたんですが、あれは何だったんだろう?
住宅営業マン
これまでの合板床生活でうんざりしている身としては、好きにさせてほしかったです。結局、その建築部門とは価値観の相違があり過ぎて、一回目の打合せ後にお断りしました。でも無垢材全力否定のインパクトは未だに忘れられません。・・・あの会社で建てた別荘はみんな合板床ってこと?


本来は床だけでなく、自然素材を多用した家が理想でしたが、諸事情(主に金銭面)で色々諦めました。私が見学した「りんご並木のエコハウス」は自然素材てんこ盛りで、庶民の手の届かない夢がいっぱい詰まってましたよ。

宜しければ読者登録下さいまし<(_ _)>
にほんブログ村 住まいブログ 別荘・セカンドハウスへにほんブログ村 


#無垢材
#フローリング
#米松
#パイン材
#あずみの檜
#床下エアコン

飯田初のワイナリー「クロド テンリュウ」、6000Lの醸造酒作りを目標に日々進化しています。

圃場整地にユンボを投入
5月某日、懸案だった自社圃場の大きな穴ぼこを埋める作業がなされていました。社員がミニユンボの免許を取得したとあって、初めてレンタルユンボが投入されました。
IMG_20230510_105132
ミニユンボなのでシャベル部分を見て「小っさ!」と思いましたが、いざ稼働するとさすが人力シャベルとは違う! サクサク土をすくいあげます。これなら簡単に穴埋めできそう~
IMG_20230510_110405
※わが家の敷地の伐根にも来てもらいたい

初現場なので操作はぎこちない感じですが、それはご愛敬。アームは両手操作なので、私だったら混乱しそうです。

整地の理由は・・・
圃場を改めて整地する理由は、自動草刈りロボット導入の為です。日中、太陽光パネルで蓄電して、夜中に自走で草刈りさせる計画なんだとか。
feature09_img
※導入機は和同産業さんのクロノス君、こちらも敷地の草刈りに来てもらいたい

既に同じ機種が別の自社圃場で活躍中です。クロド テンリュウさん、今年も機械化で進化し続けてます。


先月、地元紙にも大きく取り上げられて、少しずつ 取材やB to Bのご予約見学なども受け入れているそうですよ。

宜しかったら読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ
田舎暮らし

#ワイナリー
#ドメーヌ
#南信州
#日本ワイン
#クロドテンリュウ
#飯田市
#自社圃場
#ピノグリージョ
#ミニユンボ
#レンタルユンボ
#ミニ油圧ショベル


現在、わが家は南信の別荘地に「高気密高断熱」「耐震等級3」の家の建築を計画しています。設計は新潟の個人設計事務所「エスネルデザイン」さん、施工は地元の工務店さんです。

建設に向けて大きな前進です! わが家の敷地で地盤調査が行われました。
地盤調査って、私の人生の中で1回しか目にする機会が無いと思い、折角なので立ち会ってみる事にしました。

地盤調査を初めて見た

5月の良く晴れた某日、現場監督と工務店手配の調査会社さんが敷地に来られました。
調査士さんは自走式の調査マシンと発電機など、諸々の商売道具がコンパクトに納まったロングのハイエースで登場です。お一人で長野県内を中心に、依頼があれば何処へでも出向かれるそうです。
IMG_20230509_085926
※このマシンが発電機と共にハイエースに収まるって凄い!

慣れた手裁きでマシンを操り、先端がドリル状の鉄棒に100kgの負荷をかけてぐいぐい地面に押し込んでいきます(昔はこれが手動のハンドルだったそう・・・)。
測定マシンはエンジンで自走しますが、測定は発電機とケーブルでつないだモーターです。データは回転数と時間で割り出されるそうです。リアルタイムで数値がプリントされてました。

調査結果は?
地縄の4隅と中心を測定します。場所によっては1m開けて2回測定。
IMG_20230509_092943
※再測定の為に1mの間隔を取っています

わが家の敷地は西側に厚く盛土されている事が想定されます。今回の測定で、概ね2.5mほど盛土されていて、地山が深度3m位にあるらしい感触が得られました。
敷地と配置
※建物配置の4隅とその中心を測定

水平も測定
敷地の西側3m幅は斜面ですが、それ以外は見るからに平地です。その平地部分の水平も測定され、北に向かって僅かな傾斜が確認されました。
IMG_20230509_104823
※水平の測定器

詳しくは調査報告書を待っての判断ですが、現場監督は盛土の造成地としては比較的問題なさそうな感じでおっしゃってました。造成されてから20数年経っているのも大きいようです。
このまま平穏無事に地盤改良しなくて済むことを祈りたいです。


地縄張りは設計士、工務店、施主の3者面談の日に行われました。


宜しければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 
 
マイホームランキング
にほんブログ村 住まいブログ 別荘・セカンドハウスへ
にほんブログ村

#工務店
#住宅建築
#マイホーム
#造成地
#別荘地
#地縄張り
#地盤調査
#盛土


GWのある晴れた日、飯田市の里山「笠松山」に登ってみました。
IMG_20230503_093450

半日お手軽ハイキング
先日、虚空蔵山で出会ったご夫婦から近場のお手軽里山をいくつか教えて頂きました(沢山あり過ぎて覚え切れなかった)。
その一つ、笠松山は風越山の隣山で、市民の手軽なハイキングコースだそうです。登りのコースタイムも2時間弱と、半日で楽しめそう。標高は1322mです。
IMG_0621
GW期間もほぼバイトで埋まっていて、何の楽しみも無いので貴重な空白日に登ってみました。

登山口にはトイレも東屋も完備
登山口の梅ヶ久保神社が車のナビに出ず、出発に手間取りましたが、8時半にはどうにか駐車場から歩きだしました。
IMG_20230503_083040
神社には市が管理するきれいなトイレや、ツツジがきれいな庭と東屋もあり、行きも帰りも利用させてもらいました。
IMG_20230503_112441

前半は単調なつづら折れ
急な登りや危なげな箇所も無く、単調なつづら折れの登山道が約1時間続きます。それでもこの時期は新緑が美しく、1000m以下ではヤマツツジ、1000m以上ではミツバツツジの花が気を紛らわせてくれました。
IMG_20230503_094403

観音地蔵様が次々登場
別の登山口(一番観音登山口)からの合流地点を過ぎると尾根筋に変わり、コースは更に緩やかになります。観音地蔵様が所々に安置されていて、信仰の山なのでしょうか。
IMG_20230503_093445

笠松峠は超絶景~!
山頂近くになると急に道幅が広くなり、轍が残っています。んん、実は車で山頂まで来れる?

と思っていると途端に視界が開け、笠松峠に至ります。ここが超絶景の広場でした。南アルプスが仙丈岳~中ノ尾根山までワイドに一望でき、飯田市の主要部も眼下に広~く展望できます。
飯田越しの南アルプスを見るならここが一番かも!
IMG_20230503_094018
ベンチや南アルプスの山座同定のパネルもあります。広場下には避難小屋もあり、低山と侮るなかれ、かなり管理が行き届いている山でした。

山頂は展望も人望も無し
展望広場は山頂ではないので更に歩みを進めると、マーキングテープが沢山巻き付けられたわき道があります。何の案内看板も無く、怪しげなので一度通り過ぎましたが、道なりは下りに転じるので引き返してわき道に入ってみました。

しかし不明瞭すぎるわき道です。単独行の初見山なのにこの藪漕ぎチックなルートを進んでいいものか、やや不安。しかもクモの巣だらけで本日は誰も入ってなさそう・・・。

なんとか踏み跡を探しながらGPSが最高地点を示す方向に向かうと、ありました! 小さなお手製板金の山頂碑と三角地点が。しかし全くの森の中で、一切の展望がありません。こりゃ~、1回来たら二度と来んわ・・・ここの山頂は人望なさすぎでした。
IMG_20230503_100239

山頂直下で道迷い
不安を誘う山頂では流石にいたたまれず、とっとと下りることに。が、案の定、枯れ沢に入り込み、あらぬ方向に行きかけました。途中で気付き、登り返してコースに復帰。危ない危ない・・・

先ほどの笠松峠に戻り、絶景を堪能しながらあんパンと麦茶でほっと一息。11時半には無事帰還しました。

GW中の快晴旗日とあって、12~3名ほどの登山者と行き交いました。熊鈴を忘れたので、クマと行き交わずで良かった(登山口には熊注意看板が2つありましたとさ)。


伊那谷と中央アルプスをワイドに臨むなら高鳥谷もおすすめです~
 
宜しかったら読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ
田舎暮らし

#笠松山
#笠松峠
#梅ヶ久保神社
#飯田市
#ゆる登山
#新緑
#ヤマツツジ
#ミツバツツジ
#南アルプス
#絶景




現在、わが家は南信の別荘地に「高気密高断熱」「耐震等級3」の家の建築を計画しています。設計は新潟の個人設計事務所「エスネルデザイン」さんに依頼し、施工を地元の工務店さんにお願いする予定です。

初の3者面談
初回お見積りをベースにVE案(バリューエンジニアリング、つまり減額)がそこそこ出た時点、4月末にK工務店さん、エスネルデザインさん、施主の3社打合せが行われました。
3社打合せ
VE案による各住設のメーカー見積が出揃っていないので、2回目のお見積りにはまだ時間を要しますが、それでも着工時期、配置など概ねの計画が固まりました。着工は8月お盆が過ぎてからです、多分。

木材手配にお強い
K工務店さんはわが家と同じ別荘地で多数の施工事例があり、当該地の気候条件等を熟知されています。また材木商として創業されているだけあって、木材手配にお強いことも知り得ました。
わが家では中古トイレだけでなく、床材(無垢フローリング)も中国から輸入しての施主支給も考えたのですが、それには及ばずです。

その中でも、国産材よりお安い米松(パイン材)を床材などに採用することになりました。
25178613_s
※パイン材ってこんな感じ

地縄張り
打合せの後は敷地に移動して、地縄張りが行われました。地縄張りとは敷地にロープを張って、実際の建築範囲を確認する作業だそうです。
IMG_20230509_090517
※わが家の敷地の地縄張り

地縄を張ってみると家の範囲がとても狭く見えます。それは目の錯覚らしく、いざ家が出来上がってみると、ちゃんとした大きさの家になるから不思議です。

別荘地の規約で道路や建造物は隣接地から5mセットバックしなければなりません。更にわが家の配置は道路に正対するのではなく「太陽に素直な設計」、つまり真南に向けて配置するので、敷地の中では斜めです。
敷地と配置
※敷地と建物配置図

南に目一杯、庭を確保するので北側の両角は建築可能範囲にぎちぎちに納まっていて、これ以上動かしようがない事が確認されました。

次はいよいよ地盤調査です。敷地西側の斜面付近は2m以上の盛土なので、その辺りが懸念されるそうです。調査結果によっては地盤改良費用が発生するとか・・・


家は本当に建つのかまだ予断は許されませんが、薪ストーブだけ先に買ってしまった・・・

宜しければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 
 
マイホームランキング
にほんブログ村 住まいブログ 別荘・セカンドハウスへ
にほんブログ村

#工務店
#住宅建築
#マイホーム
#建設費
#別荘地
#地縄張り


このページのトップヘ