高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を高原に建てました。八ヶ岳の自然に囲まれた別荘地ライフをエンジョイ(?)中です。

2023年10月

ご近所で10月初めから遺跡の発掘調査が始まりました。現場では縄文時代の住居跡が出土していました。

もっとすごい遺跡があるよ
発掘現場を見学させて頂いた際、近くにもっとすごい遺跡がある、と発掘調査員の方から教えて貰いました。それが標高655mにある、飯田市上久堅の「北田遺跡」です。早速行ってみました。
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住居跡が50軒!
昭和60年代に大規模な発掘調査が行われ、50軒もの住居跡が出土したんだそう。縄文時代から古墳時代にかけての大集落遺跡です。何千年にも渡って、凄い人気の住宅街だった?

それを記念して一部を公園として整備し、縄文式住居が復元されていました。資料館もあります(無人・無料です)。どちらも入場して見学自由でした。
発掘された住居跡の現物などは残されていませんでした。私有地なので田畑に戻されたのかな。

縄文も弥生も古墳も
住居跡は8000年前の縄文時代を皮切りに、弥生時代、古墳時代のものが出土したとあります。凄いですね~、8000年前からずーっと人が住んでいると思うと、よほど住みやすかったのでしょうか。気温の高かった縄文時代は、標高655mは快適だったのかも。

多量に発見された土器や石器は、飯田市考古博物館に保管されているそうです。最も象徴的な出土品は、縄文時代中期の釣手土器だとか。これは、考古博物館にも見に行かねば!
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※縄文時代の釣手土器って、こんな感じ?

縄文時代の復元住居
公園内もきれいに草刈りされ、復元住居の内部も掃除が行き届き、地元の方々がきちんと管理されている様子がうかがえました。
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※復元住居の天井内部

本来の炉台にかわり、簡単な薪ストーブが設置されていました。冬季のイベント等に使用しているのかも。
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※復元家屋の柱と薪ストーブ

公園整備当時の写真では2棟の復元住居が映っています。今は1棟しかなく、しかも小さくなっているので、なんらかの事情で建て直したようです。

お城跡もあるよ
北田遺跡のすぐ近くには、頂上に城跡を擁する神之峰があります。地域の名峰らしいので、そちらにも立ち寄ってみました。山頂直下まで車で楽々登って行けます。

建物は現存せず、今は各局のTV塔が林立しています。神社と公園が整備され、沢山のベンチが置かれていました。
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そして、何と言っても眺望が良いのです。天竜川に沿って髙森町から下條村まで続く街並みが180度望めます。その奥に中央アルプスが屏風のように展開し、斜め後ろには南アルプスの名峰、仙丈岳も構えています。
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これは、お殿様だったらこの山頂に居城を構えたくなりますよね。知久氏は諏訪出身なので、駒ヶ根や伊那を越えてその先に続く諏訪に思いを馳せてたのかも。


現在、埋蔵文化財発掘中の現場では縄文時代の住居跡が幾つも出土していました。掘りたてほやほやです。

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現在、わが家は南信の別荘地に「高気密高断熱」「耐震等級3」の家の建築を計画しています。設計は新潟の個人設計事務所「エスネルデザイン」さん、施工は㈱カネトモさんにお願いしています。

型枠が立ち上がりました
基礎掘削中に過去の遺物である塩ビの配管が発見され、その撤去まで2週間以上、基礎工事が止まるという顛末がありました。その後は工務店さんがその遅れを無かったことにするため鋭意、基礎工事を進めて下さっています。
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捨てコンクリート打設(家の基礎の一番下に敷くコンクリートの事かな)、基礎の型枠の建て込み、鉄筋配筋組みまで順調に来たところです。

型枠に沿って断熱材がぴっちり当てがわれてありました。これが外断熱ってやつかな?
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新居の床下は1.4mの高さがあるので、その分だけ基礎が高いです。
この上に2階建ての家が乗っかり、その周りを駐車スペースとウッドデッキが取り囲み、更に下屋が張り出すのを想像すると、思ったよりでかいな、家って・・・
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配筋検査
このタイミングで設計士さんによる配筋検査が行われました。基礎のコンクリートを打設する前に、鉄筋が間違いなく組まれているかを実地で行う確認作業です。
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わが家も要所では立ち会ってみたいと思っているので、この日に合わせて現地に赴きました。鉄筋の配置を見ても素人にはチンプンカンプンですが・・・

そこで、基礎の南壁のほぼ真ん中に開けるべき穴(薪ストーブの外気導入口)が無いことに私が気が付きました。それだけでも施主なりに行った甲斐があったというものです。

次の立ち合いはコンクリート打設
配筋検査の結果、多少の修正点はあるもののほぼ問題なかったそうです。
次は基礎のコンクリートを流し込む日に立ち合い予定です。

敷地では既に最低気温がほぼ0℃の日もあったそうなので、それ以上冷え込まないうちに基礎工事が完了してもらいたいものです。
氷点下になるとコンクリート打設にはあまりよろしくないそうです。


敷地に埋設の配管が発見、発掘された経緯はこちら。全くの想定外でした。

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ご近所で10月初めから遺跡の発掘調査が始まりました。現場に行ってみると、なんと出土したての縄文遺跡を見学させて頂けました。

発掘現場に潜入!
いつも早朝にしか発掘現場付近に行かなかったので、目にするのはブルーシートで覆われている広場でした。
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そこである日の午前中に現場に行ってみました。すると、まさに絶賛発掘作業中でした!
10数名の方が忙しく作業されています。「近所の者です」と申し上げたら、現場内に招き入れて頂けました。
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※発掘現場のイメージです

縄文時代の住居跡が出土!
なんと、貴重な縄文時代の住居跡が幾つも出土していました。炉台を中心に柱の敷石が円形に置かれ、南向きに玄関を構えた住居跡がはっきりと判ります。
こんな掘りたてほやほやの埋蔵文化財を見学させて頂けるとは、超ラッキー!
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※土器のイメージです

住居跡には炉台の他にも〇〇式土器や石器も出土していて、これらから縄文時代の中でも更に詳細な時期が推定されてました。

直ぐに見られなくなる文化財
その日はドローン技師の方も来られていて、この後空撮が行われてました。
その為、撮影に備えて余分な土もきれいに取り払われ、とてもクリアな状態で拝見させて頂きました。

撮影が済むとこの住居跡は直ぐに取り除かれるそうです。素人は「なんと勿体ない~」と思いますが、更に古い時代の遺跡を調べるために掘り進めるとのこと。
無くなる前にナマで見学できたのは、大変レアな体験だったようです。

古墳時代もあるよ
この遺跡、時代を超えて人が住む、非常に住みよい住宅街だったようです。

その為、40年以上も前から少しづつ場所を変えて、何度も発掘調査が行われています。既に古墳時代の遺跡は発掘済みです。そこからは昨年、朝鮮半島渡来の百済土器が出土しています。

その百済土器は装飾が無く、簡素な造りです。なので、使っていたのはセレブではなく一般庶民だったようです。シンプルで割れにくく、使い勝手の良い輸入食器・・・みたいな感じ(さながらイケアの食器?)。
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※縄文時代の住居イメージです

この遺跡跡では出土の無い空白の時代もあり、常に人が住んでいた訳ではないそうです。河川の水害などで人々がこの地を離れていた期間があるのでは、と調査員の方は云われてました。
(お忙しい中、ご対応ありがとうございました!)
※実際の画像や具体的な名称は公式発表前なので控えています

仮住まいのこの地、何も無い地方の一集落かと思っていましたが、一気に古代ロマン溢れる文化的な土地柄に感じ始めました。なんてご都合主義な私・・・
直ぐ近くには戦国時代のお城跡もありますしね。


たまたまご近所で目にした立て看板の「埋蔵文化財 発掘調査」に驚いたのがきっかけです。

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10月中旬、飯田のワイナリー「クロド テンリュウ」さんのワイン用葡萄の収穫をお手伝いをしました。前日のマスカットベーリーA収穫に引き続き、2日連続で同じ圃場の甲州を収穫しました。

午後からには甲州を収穫
午前中は雨が残ったので、収穫作業の参加者はワイナリー内で見学や、仕込み中の数々のお酒を試飲しました(私は運転するので飲んでいません。)

午後から圃場に向い、収穫作業開始です。そして甲州もベーリーA同様に、今年は過去最高の出来だそうです!
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※摘果もしっかりされていて、ひと房ずつ笠掛けされてます

房を持ってみるとずっしり。裕に1kgを軽く超えているものもあります。糖度も18度を超え、食べても甘く、適度に酸味もあって美味しい~!
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その日のうちに仕込み
甲州もすぐワイナリーのシャトーに運び込み、その日のうちに除梗破砕、そしてタンクに仕込みました。仕込は赤ワイン用のベーリーAと異なり、一部は搾汁して果汁だけを加えます。
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本日の甲州はオレンジワイン、「あさやけ」になるそうです。独特なオレンジからイメージして「あさやけ」と名付けられ、大好評を博しています。

当たり年のワインになるだけに、2023年ものもリリースが楽しみですね!IMG_20220722_182252
※昨年のオレンジワイン「あさやけ」、左から2番目です

収穫作業ご参加の皆様、連日お疲れさまでした~!


前日のベーリーA、収穫と仕込み作業の様子はこちら~

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今年も飯田のワイナリー「クロド テンリュウ」さんのベーリーA収穫のお手伝いをしました。

マスカット・ベーリーA
朝から収穫作業に着手しました。下伊那の標高700mの畑なので結構肌寒いですが、太陽が高くなるにつれ、むしろ暑く感じます。
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※ロケーション最高の葡萄畑

今年のベーリーAはとても良い出来で、糖度も18以上。粒は大きく、房もズシリと重く、大きい房だと1kg以上ありそうです。
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※白っぽく見えるのは、完熟の証であるブルームのせい

成育過程でかなり摘果して、笠掛けもされてました。生食用ではなくワイン用葡萄にこれだけ手間をかける事は、通常では行いません。
その上、9月に雨が少なかったのも幸いしたようです。
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収穫当日に選別、そして仕込
収穫したベーリーAはその日のうちに選果を行い、除梗破砕機にかけます。
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そしてすぐに醸造タンクへ。
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2023年は当たり年として、長く語り継がれるイヤーになりそうです。


去年も同じ時期に、同じ畑のベーリーA収穫と仕込み作業を体験しました。

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