ご近所で10月初めから遺跡の発掘調査が始まりました。現場では縄文時代の住居跡が出土していました。
◆もっとすごい遺跡があるよ
発掘現場を見学させて頂いた際、近くにもっとすごい遺跡がある、と発掘調査員の方から教えて貰いました。それが標高655mにある、飯田市上久堅の「北田遺跡」です。早速行ってみました。

◆住居跡が50軒!
昭和60年代に大規模な発掘調査が行われ、50軒もの住居跡が出土したんだそう。縄文時代から古墳時代にかけての大集落遺跡です。何千年にも渡って、凄い人気の住宅街だった?
それを記念して一部を公園として整備し、縄文式住居が復元されていました。資料館もあります(無人・無料です)。どちらも入場して見学自由でした。
発掘された住居跡の現物などは残されていませんでした。私有地なので田畑に戻されたのかな。
◆縄文も弥生も古墳も
住居跡は8000年前の縄文時代を皮切りに、弥生時代、古墳時代のものが出土したとあります。凄いですね~、8000年前からずーっと人が住んでいると思うと、よほど住みやすかったのでしょうか。気温の高かった縄文時代は、標高655mは快適だったのかも。
多量に発見された土器や石器は、飯田市考古博物館に保管されているそうです。最も象徴的な出土品は、縄文時代中期の釣手土器だとか。これは、考古博物館にも見に行かねば!

※縄文時代の釣手土器って、こんな感じ?
◆縄文時代の復元住居
公園内もきれいに草刈りされ、復元住居の内部も掃除が行き届き、地元の方々がきちんと管理されている様子がうかがえました。

※復元住居の天井内部
本来の炉台にかわり、簡単な薪ストーブが設置されていました。冬季のイベント等に使用しているのかも。

※復元家屋の柱と薪ストーブ
公園整備当時の写真では2棟の復元住居が映っています。今は1棟しかなく、しかも小さくなっているので、なんらかの事情で建て直したようです。
◆お城跡もあるよ
北田遺跡のすぐ近くには、頂上に城跡を擁する神之峰があります。地域の名峰らしいので、そちらにも立ち寄ってみました。山頂直下まで車で楽々登って行けます。
建物は現存せず、今は各局のTV塔が林立しています。神社と公園が整備され、沢山のベンチが置かれていました。

そして、何と言っても眺望が良いのです。天竜川に沿って髙森町から下條村まで続く街並みが180度望めます。その奥に中央アルプスが屏風のように展開し、斜め後ろには南アルプスの名峰、仙丈岳も構えています。

これは、お殿様だったらこの山頂に居城を構えたくなりますよね。知久氏は諏訪出身なので、駒ヶ根や伊那を越えてその先に続く諏訪に思いを馳せてたのかも。
現在、埋蔵文化財発掘中の現場では縄文時代の住居跡が幾つも出土していました。掘りたてほやほやです。
#下伊那
#発掘調査
#上久堅
#遺跡群
#縄文遺跡
#北田遺跡
#釣手土器
◆もっとすごい遺跡があるよ
発掘現場を見学させて頂いた際、近くにもっとすごい遺跡がある、と発掘調査員の方から教えて貰いました。それが標高655mにある、飯田市上久堅の「北田遺跡」です。早速行ってみました。

◆住居跡が50軒!
昭和60年代に大規模な発掘調査が行われ、50軒もの住居跡が出土したんだそう。縄文時代から古墳時代にかけての大集落遺跡です。何千年にも渡って、凄い人気の住宅街だった?
それを記念して一部を公園として整備し、縄文式住居が復元されていました。資料館もあります(無人・無料です)。どちらも入場して見学自由でした。
発掘された住居跡の現物などは残されていませんでした。私有地なので田畑に戻されたのかな。
◆縄文も弥生も古墳も
住居跡は8000年前の縄文時代を皮切りに、弥生時代、古墳時代のものが出土したとあります。凄いですね~、8000年前からずーっと人が住んでいると思うと、よほど住みやすかったのでしょうか。気温の高かった縄文時代は、標高655mは快適だったのかも。
多量に発見された土器や石器は、飯田市考古博物館に保管されているそうです。最も象徴的な出土品は、縄文時代中期の釣手土器だとか。これは、考古博物館にも見に行かねば!

※縄文時代の釣手土器って、こんな感じ?
◆縄文時代の復元住居
公園内もきれいに草刈りされ、復元住居の内部も掃除が行き届き、地元の方々がきちんと管理されている様子がうかがえました。

※復元住居の天井内部
本来の炉台にかわり、簡単な薪ストーブが設置されていました。冬季のイベント等に使用しているのかも。

※復元家屋の柱と薪ストーブ
公園整備当時の写真では2棟の復元住居が映っています。今は1棟しかなく、しかも小さくなっているので、なんらかの事情で建て直したようです。
◆お城跡もあるよ
北田遺跡のすぐ近くには、頂上に城跡を擁する神之峰があります。地域の名峰らしいので、そちらにも立ち寄ってみました。山頂直下まで車で楽々登って行けます。
建物は現存せず、今は各局のTV塔が林立しています。神社と公園が整備され、沢山のベンチが置かれていました。

そして、何と言っても眺望が良いのです。天竜川に沿って髙森町から下條村まで続く街並みが180度望めます。その奥に中央アルプスが屏風のように展開し、斜め後ろには南アルプスの名峰、仙丈岳も構えています。

これは、お殿様だったらこの山頂に居城を構えたくなりますよね。知久氏は諏訪出身なので、駒ヶ根や伊那を越えてその先に続く諏訪に思いを馳せてたのかも。
現在、埋蔵文化財発掘中の現場では縄文時代の住居跡が幾つも出土していました。掘りたてほやほやです。
#下伊那
#発掘調査
#上久堅
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#縄文遺跡
#北田遺跡
#釣手土器