高気密高断熱住宅のわが家の換気システムは、全熱交換式の第一種換気を選びました。

給気と排気のバランス
新居の引き渡し時に、設計士のエスネルデザインさんが検証した、推奨の換気レベルを教えて頂きました。
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概ね、この設定で換気システムを運用していたのですが・・・

煙突から逆流?!
ところがひと夏が過ぎ、初めて薪ストーブに焚く寸前に炉内を点検したら、沢山の蛾の死骸が入っていたんです。びっくりです!

よくよく考えてみると、これらの蛾は煙突から入って来たとした考えられません。
もしやと思い、蚊取り線香の煙で炉内の空気を流れをチェックすると、威勢よく煙突から室内側にに空気が流れ込んでいます。
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おおっと! このまま薪ストーブに点火したら逆流で薪の煙が室内に充満してしまう(焦)

原因は浴室の換気扇
ユニットバスの標準換気扇はかなりの排気力があるためか、換気システムの通常レベルの給気では間に合わず、煙突からも外気を吸い込んでいたのです。隙間が無い高気密高断熱住宅ならではの現象です。

更に、夜から浴室で洗濯物を干すわが家では、昼過ぎまでずっと標準換気扇を回しっぱなしにしてました。そりゃー、フィルターの無い煙突から色んなものが吸い込まれますよね!
(蛾だけでなく、だんなの花粉症も酷かった訳です。)
洗濯物の乾燥が目的であれば、ユニットバス内に室内の空気を送り込む循環換気扇だけを運用すれば問題有りません。

薪ストーブの焚き付け前には

そこでお風呂の換気扇を止め、換気システムの排気を最小に、給気を最大にすると、ちゃんと煙突に向う空気の流れが確認できました。

薪ストーブの焚き付け前には、忘れずにこの設定にすれば問題ありません。実際に焚く前に気づいてよかった~

吸排気が個別設定可能な機種で助かった
更にわが家の換気システムは、給気と排気が別々にコントロールできる機種で助かりました。わが家で機種選定したのではなく、工務店さんと設計士さんにお任せしてました。さすがです。
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※わが家建築中に撮影した換気設備。ものものしいです。

世の中には吸排気が連動設定しかできない第一種換気システムもあります。それだと高気密住宅の場合は、薪ストーブの焚きつけ時に窓を開ける事になりそうです。(焚きつけ前の寒い状態で窓を開けなくちゃならないとは、高気密高断熱住宅なのにナンセンスです。)


新居の換気システム選定の経緯はこちらでご覧いただけます。

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