高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を高原に建てました。八ヶ岳の自然に囲まれた別荘地ライフをエンジョイ(?)中です。

カテゴリ:アウトドア > 登山

1月後半の某日、入笠山のお手軽雪山登山にでかけてみました。

近くて手頃
入笠山はわが家から車で半時間弱。富士見パノラマスキー場からゴンドラを使って手軽に登れる、標高1,955mの山です。無雪期には様々な高山植物を見る事ができ、通年楽しめます。
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その冬山に友人が行って良かったと聞き、わが家も登ってみる事にしました。

快晴無風日を狙って
天候を見て、快晴無風が予想される日に出かけました。

装備は、普段履きのスノーシューズにチェーンスパイクを合わせ、バックカントリー用のスキーストックを持ちました。ウェアはバックカントリー用のスキーパンツと登山用レインウェアです。
チェーンスパイク
※随分昔に買ったモンベルのチェーンスパイクを使用

数日間降雪が無かったので登山道は踏み固められているとみて、スノーシューの類は携帯しませんでした。
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※歩きやすい登山道


360度の絶景
山頂では雲もなく、眺望に恵まれました。初めて見る入笠山山頂からの景色は素晴らしかったです。(昨夏に登った際は、山頂がガスっていて何も見えなかったので…リベンジできてよかった!)
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※八ヶ岳を背景に

名だたる名峰(北アルプス、南アルプス、中央アルプス、富士山、御嶽山、乗鞍岳など)が望め、ゴンドラ山頂駅から1時間強で登れるお手軽さで、人気があるのもうなずけられます。

山頂でのんびりサンドイッチの昼食を食べて下山しました。休憩をたっぷり取っても、往復2時間でした。

犬連れ登山も人気
平日でも登山客が多く、中でも注目が犬連れ登山の方々。愛犬と一緒に楽しみたい方にも人気の山なんですね。

ちゃんと専用ゴーグルや靴下(?)を装着している、おりこうな犬も何匹か見かけました。犬を飼った事が無いので、犬用品の最新事情に驚かされました。
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※ゴーグルを装着した、おりこうワンちゃん

雪山装備のチェックにもお手頃の山です。また天候を見つつ、登ってみたいです。
新雪時に山スキーで登ってもいいかもですが、傾斜は緩そう…下山時に通過する圧雪ゲレンデの方が、滑走は間違いなく楽しいだろうな。


ゆる登山シリーズ、秋には八ヶ岳の「にゅう」に登りました。

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#富士見町
#入笠山
#富士見パノラマスキー場
#ゴンドラ
#雪山登山
#犬用ゴーグル
#犬連れ登山



11月メルヘン街道最終日に八ヶ岳のにゅうに登りました。

八ヶ岳のお手軽登山
以前、にゅうに登ったのはコロナのずっと前なので、随分と久し振りです。この日は快晴無風で絶好の登山日和となりました。

麦草峠駐車場から白駒池経由の最短ルートで、休憩無しで一気ににゅう山頂まで登りました。
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山頂では雲もなく、眺望に恵まれました。天狗と硫黄の頂、未だ白くない富士山、北アルプス、奥秩父などがよく見えました。眼下に白駒池を眺めながらのランチタイムです。標高2351mでも暖かく、のんびり過ごせました。

君の名は?
しかし、以前から気になっている事が。ルート案内の山の表記が自由過ぎるのでは?
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ここでは「にう」です。
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こっちはもはや違うものになってる(笑)

稲子湯でまったり
帰りは少し車で走り、稲子湯で立ち寄り温泉です。こちらもかなり久し振りでしたが、変わらない風情に癒されました。硫黄臭と鉄臭さが混じり、少し濁ったお湯は如何にも効きそうです。
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※源泉かけ流しで¥650でした

平日とあって、お風呂は貸し切り状態でした。でももうメルヘン街道が閉鎖になるので、我が家からは春まで行き難くなります。
辺りのカラマツ林も一面黄金色に紅葉し、西日に照らされてゴージャスに綺麗でした。冬も間近です!


昨年の11月は長野県の南の端っこ「三国山」に登ってました。

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11月のある晴れた日、3県境の山「三国山」に登ってみました。

どこの3県境?
南信州に住んでいる間に行っておきたかった山。それが長野県と愛知県と岐阜県の3県境に位置する「三国山」でした。3県境だから三国山って、まぁ、ベタなネーミングですね。

長野県側は下伊那郡根羽村に位置します。
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※登山口には「クマが出る」とか「立ち入り禁止」とか、物々しかったです

登山口は明記されておらず、分岐からしばらく林道を歩きます。終点から登山道に入り、モトクロス練習場の脇を登っていくと山頂がありました。

地味な山頂
山頂は森の中で、全く眺望はありません。森の中に山頂を示すお手製の標識がありました。
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想定はしていましたが、やっぱり地味過ぎる・・・。それでも標高は1161mあります。
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ふう~ん、そうなんだ・・・

インパクトある亀甲石
登山口に近くには名所っぽく囲われた「亀甲石」がありました。
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※山頂より亀甲石の方がインパクト感じました

玄武岩の柱状部分が一部だけ取り残されて、亀甲状になってます。どこからどうやってここに運ばれてきたのか不思議です。

長野県で一番の大杉
あまりにもすぐ終わる登山だったので、帰りには根羽村にある大杉を見て帰りました。これも見ごたえありました。幹の直径が2mあるそうです。
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矢作川沿いの神社の境内にあり、ご神木とされていました。
以上、根羽村半日観光に丁度いい感じでした。


その前に登った山というと、遺跡巡りついでに立ち寄った飯田市上久堅の名峰「神之峰」かな?

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5年ぶりに百名山と銘打たれた山に登りました。百名山中、最難関とされる剣岳2,999mです。

14食分の食料を持って
8月に入り、天候を読んで出発の2日前に剣岳行きを決めました。余裕をもっての2泊3日の山行です。
前日に食料を買い出しし、パッキング。小屋泊ですが、食物アレルギーの事情で全食自炊なので、だんなと2人分で14食+行動食を持ちました。ザックに詰めるとかなりの荷物量です。

初日は剣山荘まで

初日は移動日です。黒部アルペンルートの長野側、扇沢からアプローチしました。電気バス~徒歩(黒部ダム)~ケーブルカー~ロープウェイ~トロリーバス、と乗り継いで室堂へ向かいます。
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久し振りの室堂は、夏休みとあって平日でも賑わっていました。
室堂からは剱御前小屋を経由して、剣山荘へ。高山植物のお花畑(チングルマなど)が見ごたえありました。
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雪渓はかなり溶けて小さくなっていて、しっかり階段状に切ってもらってあったので歩きやすかったです。持参したスノースパイクは出番がなく、単なる重りと化しました。

剣山荘は剣岳に最も近い山小屋ですが、平日とあって空いていました。(シャワーが使える事に驚きました。)

いよいよ剣岳アタック
剣岳の岩稜の鎖場は厳しい上、団体のパーティとかち合うと渋滞するのが通説になっているので、早朝の行動開始が鍵になります。わが家は3時に起床し、朝食抜きでまだ暗い4時前に小屋を出発しました。
登山道の脇では雷鳥が盛んに「グェ~グェ~」と鳴いていますが、暗くてどこにいるのか全く分かりません。

ヘッドランプの明かりで他の登山者の気配は判りますが、前後に付くパーティはありません。焦る必要は無く、所々で行動食を頬張りつつ、じわじわ登っていきます。
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日の出を迎えるとガスが出て、これが幸いしました。むしろ回りがよく見えない方が高度感が判らず、恐怖を感じにくかったです。

鎖場が辛い
前半の鎖場はまだ鎖が補助的な存在で、あまり頼らずに登れました。
が、前剣のピークを過ぎると厳しさ増し増しになり、5番目鎖場「前剣の門」からはマジか?!という状態に。ほぼ垂直の絶壁に鎖がかかっているだけに見えます。
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※「前剣の門」では追い付いてきた男性に先行してもらいました

更に、取り付き手前の一本橋は幅30cm位で、手すりも何も無いものです。その下は奈落の底の様に何処までも切れ落ちています(多分です→怖くて下を見ていないので、実際の高度は確認不能)。

その後も「マジか~?!」という鎖場が次々現れ、体力的よりもメンタル的に辛い。一瞬「もう止めたい」と思うも、今更行くのも戻るのも地獄。そもそも剣山の山頂近くは上りと下りのルートが分けられているので、逆走もアカンし・・・

だんなも「ここで滑落したら遺体はどうやって回収されるのか」などと考えていた様ですが、私は滑落後のことまで考える余裕もなく・・・。
とにかく目の前の鎖場を「三点支持、三点支持…」と唱えながら攻略するのが精いっぱいでした。

やがてがれ場に出て、初めて山頂直下まで来ている事に気が付きました。いつの間にか、かの(登山者の間では)有名な「カニのタテバイ」も通過していました。
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※山頂直下から振り返った「カニのタテバイ」

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※手前の壁面を拡大すると、今まさに通過中の人がいます。これを通って来たのか~

登頂!
途中休憩を入れつつも、ほぼコースタイムどおりの2時間半で登頂しました。やれやれ。
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※登頂しました!

山頂ではガスも取れ、快晴無風で360度の絶景でした。北アルプスの名峰の数々だけでなく、富士山も白山も・・・登った甲斐がありました!
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しばしの休憩の後、下山開始です。しかし、またあの鎖場を戻るのか~(泣)。

下山後は温泉だ
剣岳から無事戻った後は、剣山荘で遅い朝食を摂ってデポしたザックを回収し、室堂まで下山。
2泊目は雷鳥沢ヒュッテの源泉かけ流し温泉で、ゆっくり疲れを取りました。
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※山スキーで泊まって以来、約30年ぶりの雷鳥沢の温泉。避暑にももってこいでした。

今回はふくらはぎだけでなく、普段登山では使わない二の腕や肩回りが筋肉痛になりましたとさ。

残るは5座
登ってみて、剣岳はやはり色んな意味で別格でした。山容もそうですが、辛さも難易度も。私的には奥穂高岳から大キレット経由の槍ヶ岳に次ぐ辛さでした。

実際、コロナ禍や、体調の面で登山から遠ざかっていた期間もあり、難易度が高い剣岳はもう登れないかも・・・と思っていました。
でも今回の剣岳登頂で、わが家の百名山踏破も可能性が復活しました。残すところ5座、草津白根山、北海道の3山(幌尻、羅臼、斜里)と富士山です。今となっては草津白根山が最も難易度が高いかも(噴火しちゃったので)。


その前の北アルプス山行はこちら、燕岳でした。

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#北アルプス
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梅雨時ですが天候と休日の両方が揃い、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)2,763mを登りに行ってきました。
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燕岳は北アルプスの中でも登山者に人気の山です。ずっと気になっていた山でしたが、わが家は登った事がありませんでした。行ってみて人気の理由が分かりました。

人気の理由はこれだ!
燕岳の登山ルート「合戦尾根」は北アルプス三大急登の1つだそうですが、実際に登ってみて辛いよりもむしろ楽しいポイントが幾つもありました。

登山道はよく整備され、お休み処のベンチも立派なのが4ヶ所以上、小まめに設置されていて有難いです。
途中の合戦小屋では名物のスイカ(ブランドの松本市波田産)はハズせません。凄く美味しかった!
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※皮近くまで甘~い!

道中、富士山や槍ヶ岳の穂先がチラ見えできるので、励みになります。高山植物も沢山咲いていました。
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※道中、手前の馬の背越しに穂先だけのぞかせる槍ヶ岳

確かに緩くはない登りがずっと続きます。個人的には登り返しが何度も現れるよりも、ずっと上りっぱなしの方が有難いです(一旦下りに転じると、その後の登りがツラくなるので苦手です)。

山頂アタックも楽しい

山小屋「燕山荘」に着くと、目の前に木曽山脈がでーん!と広がり、槍ヶ岳も近くに見えます。燕岳の山頂越しには、立山・剣も望めます。北アルプスの名峰の数々が一気に拝めるこの眺望は、感動もの!
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※木曽山脈が正面に広がります

山小屋に荷物を置き、身軽になって山頂に向かいます。侵食されて不思議な形に残った花崗岩が幾つもあり、目を楽しませてくれます。
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※これが(登山者の間で)有名なイルカ岩だ

コマクサの群生も花がピークでした。
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山頂はさほど広くはありませんが、景色は素晴らしく、ゆっくり堪能したいところです。
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※登頂しました!

山小屋「燕山荘」の人気の理由も
泊まった「燕山荘」は館内も綺麗に保たれ、スタッフの接客も良いです。時々開催されるミニコンサートも売りの様です(平日だったので行われていませんでしたが)。

喫茶コーナーでは珍しくスイスワインを扱っていました。世界遺産のラヴォー産です。
その赤ワインをだんなが1本空けましたが、下手なフランスワインよりも美味しかったそうです(山で昼から飲む酒は何でも旨いのでは?)。しかもヘリで荷揚げされて¥4,800/本の価格は良心的だとか宣ってました。
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残念ながら(私の食物アレルギーのため)自炊したので、提供される食事の良し悪しは分かりませんでした。この日はわが家以外、自炊客はいなかったようなので、多分、美味しいんじゃないかと思います。

しかし、体がついて行かない
非常に楽しい登山ではありましたが、ここの所まともに山に登っておらず、すっかり足の筋力が落ちていて、上昇量1,400mは登りも下りも後半が辛かったです。
翌日からの筋肉痛が半端なく・・・反省してます。自宅の階段で泣いております。


その前の北アルプス山行はこちら。昨年秋に行ってきました。

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