高原の小さな家で快適別荘ライフ

エスネルデザインさん設計による、小さくて高性能な住宅を高原に建てました。八ヶ岳の自然に囲まれた別荘地ライフをエンジョイ(?)中です。

タグ:高気密高断熱

春分も近づき、高原別荘地居で過ごす初めての冬が終わりを迎えました。図らずも日々、快適な室内温度を考えながらの生活でした。

これまでの住居では
人生の3分の2を、気密や断熱が一般的な住宅で過ごしてきました。

冬は居室が寒ければ閉め切って暖房を点ける。食事時は台所だけを暖める。就寝時には寝室を一時的に暖め、布団に入る前に暖房を消す。という生活です。そしてそれぞれの室温が何度なのか、確認したことがなかったです。
28857139_s
特にトイレや風呂場、脱衣所、玄関の室温が低く、就寝中の寝室が10℃を切っていたとしても、何も考えていませんでした(寒いなあ、とは思ってましたが)。

高気密高断熱住宅では
新居に引越し、だんなのこだわりでほぼすべての部屋に温度計が設置されました。(屋外にも3つ、温度計が設置されています!)
おかげで時計を見るように、室温も頻繁に目にするようになりました。
IMG_20250314_163545
※スマホに飛ばして記録も取れる温湿度計

そこで自分が快適と思う冬の室温が分かってきました。
安静時は24~25℃が最も快適で、22~23℃だと少し肌寒く感じます。20℃以下では寒いので、厚着するなり暖房(エアコン)を必要とします。私は室温を22~25℃に維持したいです。

WHOは18℃以上を推奨
WHOは冬の室温を18℃以上を推奨していますが、多くの日本の住環境はそうではありません。

国交省の調査(2019年)では、平均年齢57歳の住宅の冬の平均室温は、居間で16.8℃、寝室で12.6℃、脱衣所で12.8℃だったそうです。
日本人は部屋の寒さを「これが当たり前」だと思って生活している状況が窺えます。
22329041
室温と寿命や病気リスクの関係を研究した報告も多数あり、それらから導かれた室温が
18℃以上です。健康寿命を延ばすためにも、改めて室温の重要性を学んだ冬でした。



当地の気候区分は冷涼な寒冷地ですが、家じゅうほぼ21℃を切ることなく初めての冬越しができました。
寒さが強い日の夜は薪ストーブを焚きましたが、室温が簡単に26℃を越えました。Tシャツ短パンで、アイスクリームを食べる気分です(笑)
話に聞く北海道の冬の住居のようで、これはこれで真冬なのに贅沢な事だとありがたかったです。

そんな夜の様子はこんな感じ・・・

よろしければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ田舎暮らし

#厳冬期
#蓼科高原
#別荘地
#降雪日
#無暖房
#高気密高断熱住宅


2月下旬、この冬最長の寒波に見舞われました。こんな夜こそ薪ストーブを焚き、Tシャツで過ごしていました。

寒波の間、暖房費はゼロ円
今季最後の大寒波だった約1週間、わが家周辺では概ね真冬日が続き、夜はー10℃前後まで外気温が下がっていました。

雪はほぼ降らず(ちらつく程度)、日中は日差しもあります。氷点下でも太陽が出ている間は暖房不要の暖かさで、夕食時から就寝までの間だけ薪ストーブを焚きました。
IMG_20241120_181015_HDR
※薪ストーブ「ノルン」のソープストーンタイプ

この様な日はむしろエアコンを使いません。薪は敷地内の木を切った自家製なので、寒い日の方が暖房費はゼロ円です(都合のいい解釈ですが…)。

暖かすぎて、夜は半袖
高気密高断熱性能のお陰で、無暖房のまま夕方になっても22℃以上を維持しています。その状態から薪ストーブを焚くと室温は軽く26℃を越えます。
30782767_s
※イメージです

なので、夜の間は半袖Tシャツで過ごし、Tシャツのまま寝ています。自分でも寒冷地の冬の夜の恰好とは思えません。

寝室は、薪ストーブの暖気が入って室温が上がり過ぎないように閉め切っておきます(冬布団を使っているので)。

翌朝も適温のまま
深夜も無暖房ですが、外気温-13℃以下の早朝でも家の中は適温(22~23℃)が維持できています。
23521196_s
※イメージです

薪ストーブ(ノルン)はソープストーンで覆われているタイプなので蓄熱性があり、翌朝でも暖かさが残っています。これも室温維持に一役かっているようです。


太陽が射さない雪の日でも、外気温がさほど下がらなければ無暖房で快適に過ごせました

よろしければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ田舎暮らし

#厳冬期
#蓼科高原
#別荘地
#降雪日
#無暖房
#高気密高断熱住宅


高原別荘地のわが家では、布団も屋外に干せません。でも、布団乾燥機もなくても大丈夫です。

屋外に干せない理由
厳冬期の現在は真冬日も珍しくない寒さなので、冬は屋外に干せないのは当然です。また、1年を通じて花粉症の家族がいるのと、別荘地なので景観上、布団も屋外で干せない事になっています。
22591514

冬の日射取得で布団干し
高気密高断熱住宅としてエスネルデザインさんによって設計されたわが家は、正南に向いて大きく開口部が設けられています。そのおかげで冬は太陽光がしっかり入り、室内の吹抜け部分に取り込めるようになっています。
IMG_20250220_153931
吹き抜け部分に面した2階廊下には木製手すりが設置されています。ここに布団をかけておくと丁度、日光が当たり、図らずも布団干しが出来ています。

夜もほかほかです
今冬、八ヶ岳西麓は特に雪が少なく、晴天が続いています。よく晴れた日の夜は、より一層布団もほかほかになっていて、ありがたく就寝しています。
26497861_s
布団乾燥機は使ったことがありませんが、無くても太陽の恩恵で十分です。

夏はエアコンの風で除湿
夏ももちろん布団の外干しはできないので、室内で広げておきます。同じ2階手すりは冷房用に設置したエアコンが直接当たるので、乾いた風でうまい具合に除湿できます。
IMG_E3366小上がり
※2階廊下の手すりと冷房用のエアコン

因みにわが家は『太陽に素直な設計』がされ、真夏の南からの太陽光は全く室内に入りません。真夏の太陽光は、もはや高原別荘地と言えども温暖化で疎ましいですからね。とても助かっています。


洗濯物も外干ししませんが、乾燥機を使わずとも問題なく乾きます。

よろしければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ田舎暮らし

#厳冬期
#寒気
#寒冷地
#布団
#布団干し
#室内干し
#別荘地



高原別荘地のわが家で過ごす初めての冬です。最低気温は-13℃を記録し、日差しがあっても日中0℃以下という真冬日の日もあります。勿論、洗濯物は屋外に干せません。

屋外に干せない理由
寒すぎて干せない以外に、他にも外干しできない理由があります。
26099990
ほぼ1年を通じて花粉症の家族がいるのと、別荘地なので景観上、洗濯物は屋外で干せない事になっています。

使えない乾燥機能
洗濯機の乾燥機能も使っていません。

わが家のドラム式洗濯機はヒートポンプ式ではなく、ヒーター式です。そのせいか乾きが悪く、洗濯物もしわくちゃに仕上がるという欠点があるのです。これではエネルギーの無駄遣いです(-_-;)
(以前住んでいたマンションに設置可能なドラム式洗濯機が、サイズ的にこれしかなかったんです…そろそろ買い替えないと!)
IMG_20250131_231235
※シャープ製ドラム式洗濯乾燥機JAST-SIZE DRUM
少量を早く乾かす必要があるときのみ、乾燥機能を使っています。

夜間、浴室で干す

ということで、わが家は洗濯物を目障りでない浴室で干しています。

就寝前に洗濯機を回し、きれいに拭き上げた浴室に干します。その際、ユニットバスの標準換気扇は(冬場は)回しません。設計士のエスネルデザインさん推奨の、循環換気扇のみを回しておきます。
IMG_20250203_082522
※ユニットバスの正規オプションには無い、浴室の循環換気扇(三菱電機製)

この換気扇がいい仕事をしてくれてます。

循環換気扇だけで乾く
循環換気扇は室内からユニットバス内に空気を送り込むためのもので、屋外には通じていません。洗濯物の湿気は、ユニットバスのドアから室内に押し出されます。
その湿気は、冬季は室内の湿度を高める役目をします。夏季はエアコン冷房によって除湿されます。
浴室乾燥
これだけで翌日の午後には十分乾きます。乾燥機を使うよりエコなうえ、浴室もカラッと乾き、カビに悩むこともありません。

大物は2階廊下で
但し、シーツやテーブルクロスなどの大物は浴室に干しきれません。2階廊下に室内物干しを広げて乾かします。丁度、24時間換気システムの給気口からの微風が当たるので、ほぼひと晩で乾きます。
IMG_E3366小上がり
※2階の廊下と冷房用エアコンと換気システムの給気口

沢山のエネルギーを使って乾燥機を回さなくても、空気の流れと湿度管理で十分乾く、というのが実感です。


冬の間、浴室も含め家じゅうがずっと暖かいのも、乾きやすい理由の一つかも。

よろしければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ田舎暮らし

#厳冬期
#寒気
#寒冷地
#洗濯物
#浴室干し
#室内干し



2月、節分の日。標高1,130mの高原別荘地のわが家では、久し振りに数センチの降雪に見舞われました。夜の内から降り出した雪はお昼過ぎまで続き、一日じゅう太陽は雲の中。そんな寒い日に、家の中ではまさかの…

太陽が射さない日は家の中も寒い?
南岸低気圧による降雪だったので気温はあまり下がらず、最低気温は-2.2℃。雪が降り続いた日中の最高気温は、プラスの1.9℃でした。
IMG_20250202_152027
※雪の中のわが家。さすがに太陽光パネルもほとんど発電できません

この日、私は早朝から外出していました。家ではきっと、だんなが薪ストーブを焚いてぬくぬくしている事だろうと夕方近くに帰宅すると・・・

雪の日でも、無暖房で暖かかった
予想外な事に朝9時にはエアコン暖房を切り、ずっと無暖房で過ごしていたとのこと。それでも室温は下がらず、23℃で維持できていました。
23095047_s
この時期としては高めの最低気温だった上、風も無く、家から熱を奪う要素が小さかったようです。

それにしても、今までの住居では考えられない事です。日射取得で室温を上げられなくても、雪が降り続く日に無暖房で暖かさを維持できるとは!
エスネルデザインさん設計の、高気密高断熱住宅の真髄を見ました。


最低気温-10℃以下でも、太陽光が射せば無暖房で快適に過ごせます。

よろしければ読者登録下さいまし<(_ _)>
 田舎暮らし ライフスタイルブログ・テーマ田舎暮らし

#厳冬期
#蓼科高原
#別荘地
#降雪日
#無暖房
#高気密高断熱住宅


このページのトップヘ